15.熱海旅行 ページ15
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先輩と少しだけお店を回ったり、ただぼーっと街中を散策して帰路に着いた。
鬱「あーこれから宴会かよ」
A「先輩飲み会お得意じゃないですか」
鬱「得意と好きは別モンなのよ」
A「…お酌がんばってください」
鬱「俺一人で入ると捕まるから席だけ一緒に来てくれん？チーム一緒やねんからどうせ近いやろ」
A「いーですけど、きっとどこに居ても先輩は呼ばれますよ」
とにかく一緒に入ろう、とごねる先輩に負け、
入浴後に控える宴会前に少し離れたロビーで待ち合わせする事になった。
＊＊＊
A「あっつ…」
少し歩きなれない浴衣を直しながら、
湯上りの暑さにうだりつつ約束のロビーへと歩いていく。
近くを見渡してみても、先輩は居なかった。
早風呂な自信はあるし、うさまる先輩は女性的なところがあるから長風呂かもな、なんて失礼？なことを思いつつロビーのソファに腰を下ろした。
…にしても暑い。
A「ゴム売ってるかな」
受付カウンター近くにある小さなお店。
タオルや民芸品、ビールやつまみなどが置いてある。
黒ゴムを探してみると、意外とすぐ見つかったためすぐさま購入。
ソファに戻り、髪を括りあげお団子に。
首元がスースーして途端にさっぱりとする。
鬱「お、おだんごちゃんやん」
A「わ、びっくりした」
鬱「お待たせ。 浴衣にお団子、いいねぇ〜最高」
A「はいはい、行きますよ。」
お偉いさんたちを覗いて、私たちは割と遅めだったのか、ぽっかりと席が2つ、分かりやすく空いていた。
「おーい、鬱！お前ここやで！」
鬱「お、はいはーい」
のそのそと席まで先に歩く先輩に続き、私も空いている席に座った。
先輩は私の斜め前の席だった。
「お前とはシマ離れてしもたから久しぶりやな〜！」
鬱「コネシマさん、もう酒入れた？」
入れとらんわ！と軽快にツッコミをされてる方が私の目の前に座るコネシマさん。
先輩は部署(シマ)が去年入れ替えになって今の部署に来たから、以前の部署の同僚か上司、と言ったところかな？
そんな風に思いを巡らせていると、隣の人が頬杖を付きながらクククと笑って私の方に視線を寄越した。
「どうも、僕…あー、シャオロンです。鬱の元同僚。」
A「あ、よろしくお願いします…」
頬杖とは別の方の手をそつ無く差し出され、流れのままにそっと握ってご挨拶をした。
あ、察した。
この人達、我々だ、だ。
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月夜(プロフ) - 是非是非更新してください〜！！！！ (12月2日 10時) (
レス) @page20 id: dce85de801 (このIDを非表示/違反報告)
𓆛 - 見つけた時には既に更新停止になっていて、続きを読むのを諦めながらも、お気に入りにしていつか更新される事を願ってました！ 作者様のご負担にならなければ是非更新再開して頂けると嬉しいです。 戻ってきて下さりありがとうございます、おかえりなさい(*_ _))*゜ (11月24日 17時) (レス) @page20 id: 9e680aee3d (このIDを非表示/違反報告)
かんづめ - すっごい好きです！できれば続きみたいです、無理にとは言いませんので！ (2020年6月30日 22時) (レス) id: c082722a5b (このIDを非表示/違反報告)
るなお(プロフ) - 全てが好きなので続き読みたいです…！更新お待ちしております、！ (2020年6月30日 22時) (レス) id: 6effbfd928 (このIDを非表示/違反報告)
ルキ - もう全体が好きすぎます！できたら続き書いてください！めっちゃ気になります！ (2020年6月30日 20時) (レス) id: a52e442f29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：相生葵 | 作成日時：2017年3月1日 8時
