ヴァンパイアと言うのも大変なんです…【名探偵コナン】 (ページ9)

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5話ページ9

それに気付いたゆかりと悠斗が駆け込んで来る。

ドラ「いひひひ…こっちに来んなよ？来たらこいつの喉を切り裂いてやるからなァ……」

ピタリと喉にナイフを当てられる。おそらく魔力をこめてあるから動脈を切られたら死ぬ。

ゆかり「くっ……この卑怯者め！やっぱりあなたたちは極悪非道ね。」

ドラ「極悪非道でけっこう。いいじゃないか、生き物が苦しんで助けを求める姿ってのはよォ。え？それのどこが悪い？」

悠斗「だったら自分が苦しんでる姿を見てろっての……」

ドラ「それは嫌だなァ。何なら兄ちゃんか姉ちゃんがそのお綺麗な顔を歪めさせてくれてもいいんだよ？」

そう言いながらこいつはニタニタと笑う。だが想像して楽しくなったのか力が緩む。

その隙をついてこいつに肘打ちをして魔力をこめた銃を取りだし、始末した。

『あーキモかった。ってことでゆかりん癒して～』

ゆかり「お疲れさま、アリス」

悠斗「いや、マジで焦ったぜ。流石だよ。」

『死ぬ気で訓練したもん。……ねぇ、今日はうち来て。手料理振る舞うから』

ゆかり「うん、行く。悠斗運転お願い」

悠斗「おっけ。んじゃ行こー！」

ノリノリの悠斗と嬉しそうなゆかりと共に、私は家へ戻った。