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｢わりぃわりぃごめん｣
と戻ってきた樹先輩。
私はよっぽど暗い顔をしていたのか、
｢え、どうした？｣
と覗いてきた。
不意打ちすぎて目を逸らしてしまった。
だってあまりにも樹先輩の顔がかっこよかったから。
近かったから。
意識しちゃうじゃん。馬鹿。
｢なんでもないです、早く行きましょ？｣
｢おう｣
樹先輩は知らない。
私が
｢クレープ早く買わなきゃでしょ？｣
と小さな声で言ったこと。
｢お前何食べるー？｣
そんなのも知らない樹先輩は私に聞いてきた。
お腹が空いてたまらない私は
｢焼きそばとたこ焼きとじゃがバターで｣
まるで女子とは思えないようなものを言った。
さすがに引かれるかと思ったけど
｢よーし今日は俺も沢山食べちゃお｣
と言ってくれた。
こういう所だよね。
そうやってモテるの。
この時の私は知らなかったんだ。
だんだんと樹先輩に惹かれていってることを。
好きになっちゃいけないのに
好きになってしまっていることを。
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田中。(プロフ) - ゆぅさん» ありがとうございますっ！！ (2020年10月16日 18時) (
レス) id: 2416b43032 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅ(プロフ) - 投稿待ってます┏● (2020年10月16日 7時) (レス) id: cfcf768401 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：田中。 | 作成日時：2020年10月12日 19時
