Vanilla

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失礼します




保健室に入るとそこには



あらどうしたのー？



という先生と




カーテンに覆われてるベットがあった。





あそこに樹先輩がいるんだなって
思うとめちゃくちゃ緊張する



緊張なんてしなくていいのに


他人でしょ？





｢ちょっと目眩がして、連れてこられました｣




と自分の意思ではない事を伝えると


｢じゃあ付き添いの子はどこいっちゃったかな？｣

と先生




｢帰っちゃいました｣


と伝えると





あらぁと残念がる先生





なんで残念がってんだってね((




とりあえずもうひとつのベットに案内されて


渡された体温計を脇に挟んで寝っ転がった。





ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ


朝聞いた音がまた聞こえて



何回聞けばいいんだよ！！！

と何故かイライラした。









え？



と声に出してしまった。




だってそこに書いてあったのは






38.6


の文字







先生に見せると




こんな高かったの？大丈夫？


と心配されたけど

なんか元気すぎて申し訳ない。




そのまま私はベットで寝ることにした。









隣からは寝息が聞こえて、



なかなか眠れなくて





だけどやっぱり体調不良者な訳で

睡魔には勝てなかった。









―――


ｼｬｰｯ


目が覚めカーテンを開けると


さっきまで空いていたベットに誰かが来ている様子だった。


先生に



隣誰ー？


と聞くと




1年生の子だから静かにしてなさい




といわれた。





1年？





まぁいっか、



さっきAに送った

【暇ぁ】


の2文字を見ると






既読になっていた。





何故か既読になっているだけで心臓がバクバクして





なんでだよ、俺、




と心臓の鼓動を頑張って押えた。

こんな経験初めてなんだよ、








でも既読スルーは少し寂しいわけで






【既読スルー？】






と送った。








すると隣から






ﾌﾞｰｯ









え？

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