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9話 ページ9
「意外と筋肉あるよね」
『触ってもいいよ?』
そう言っても彼女から俺に触れてくる事はない
案の定「いい」と言って断られてしまった
「ねえ元太、しないの?」
上目遣いで俺を見る
小悪魔のように微笑むAが腹ただしくて愛おしかった。
最初にダメと言われてからしていなかったキスを後頭部をガッチリと押さえてする
「ちょっと………っ、まって…」
『無理』
次第に抵抗していた力も抜け口が開く
さっきまでAが食べていたバニラがひんやりするのと同時に口内に移った
熱が広がりぴちゃぴちゃという音が俺の理性を溶かしていく
この甘ったるい匂いも俺たちの日常も何もかもつまらなくていい
あのドラマのように彼女からの愛を貰うことは出来ないけど、今だけは普遍的な恋愛ごっこをしている気分だった。
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作者名:あやんちゅ | 作成日時:2021年1月27日 22時