今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:29,362 hit
小｜中｜大
2話 ページ2
『おねーさん1人？一緒に飲もーよ。』
「…私帰るから」
『は？』
そんな事言われたの初めてだ。
みんな俺の顔を見ればすぐに媚を売ってくるのに。
彼女が乗ったタクシーに無理やり俺も乗り込む。
「ちょっと何乗ってんの」
『はやく住所言って。』
諦めたのか家の場所を運転手に伝えてタクシーが走り出す。
15分ほど移動し彼女が降りるのに付いていくとそこは高級マンションだった。
『え、おねーさん金持ち？』
「彼氏がね」
『彼氏いるんだ』
「そう、だから帰って」
『なら丁度いいじゃん。家あげてよ』
「人の話聞いてた？」
『恋とか愛とか信じてないから。』
「それ彼氏がいる人に向かって言う？」
文句を言いながらも入れてくれた彼女の家は酔ってしまいそうなほど甘い匂いに包まれていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 163人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あやんちゅ | 作成日時：2021年1月27日 22時
