精霊の女の子と、人間の女の子 (ページ3)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:359 hit

一話ページ3

『行って来ます』

「行って来ます！」

私とリアは、今から旅をしに行きます

何でこんなことになったかと言うと、リア姉が急に行きたいといったからですよ

で、私はその付き添い

リア姉が変なことしないかを見張るってわけ

「リリィ！最初、どこに行く？」

『リア姉が行きたいところでいいよ』

「ほんと？じゃあ、ヨークシンに行きたい！」

ヨークシン……遠いなぁ

ま、いいか

『分かった、行こうか』

「やったぁ」

リア姉はその場で跳び跳ねた

《これじゃ、どっちが姉か分からないね》

(エンド、あはは、本当だね)

「ねえっ
エンドに乗っていこうよ！」

『歩くの面倒くさいの？』

「うん！」

こんなんでよく旅に行きたいなんて言えたねと思いながら聞く

(エンド、いい？)

《いいよ、》

そう言ってエンドはリア姉にも見えるように姿を表した

「いつ見ても大きいね」

『街の近くまでだからね』

「うん」

_____________________ _____________________

暫く飛んでいると、リア姉が声を上げた

「ねえっ
あそこにとまって！」

指差したのは廃墟

『なんで？』

「いいからいいから」

私は言われるがまま降りた

『!!』

「ね！リリィも感じたでしょ？幻影旅団がいるかも！」

私が感じたのは強力なオーラ

でも、これだけで決めつけるのはと思ったが、随分と楽しそうなので放っておいた

「気配消して、行こっ」

『はいはい』

まさか、本当にはいないでしょ