【りーさんﾘｸｴｽﾄ】×ｾｷﾀﾏｻﾋﾛ ページ9
「何見てんの？」
ソファに座って、録画したバレーの試合を見ていると、後ろから誠大が覗き込んできた。
『誠大が粘りレシーブした時のやつ！』
「なんか恥ずいんだけど」
そう言いながら誠大は私の隣に座った。
『えーかっこよかったじゃん』
なんて目線をテレビに向けたまま言う。
ネットを超えたボールを走って片手であげたプレーはほんとにかっこよくて。
私の中ではお気に入りだった。
「それは嬉しいけどさ、本人が隣にいるんだけど」
画面に夢中になっていると、隣から拗ねたような声がした。
『んー』
なんて生返事で返しながら、バレーの試合を見続ける。
「A、」
名前を呼ばれた方を見ようと、顔を向けた瞬間に口に温かい感触がした。
キスされたと気付いたのは誠大の顔が離れた後で。
『え、？』
訳が分からず困惑していると、目の前の彼は笑う。
「分かってないならもう1回してあげる」
そう言いながら顔が近づいて。
反射的に目を瞑ったけど、思っていた感触はなかった。
ゆっくり目を開けると、鼻先が着いてしまいそうな距離に誠大がいて。
恥ずかしくなって顔が赤くなるのが自分で分かった。
「どうしたの？」
なんて、わかってる癖に聞いてくる誠大は意地悪な顔をしてて。
それが余計に私を恥ずかしくさせた。
『意地悪しないでよ、』
「Aが俺の事見てくれるならね」
そう言いながら笑う彼は確信犯だ。
小さく頷いた瞬間にまた重なる唇に幸せを感じる。
コートの中では小さく見える彼も、私の隣に来ると普通に大きな“男の人”だ。
【りーさんﾘｸｴｽﾄ】× ｾｷﾀﾏｻﾋﾛ
＿＿＿
リクエスト初めてでこんな感じになっちゃいましたが、大丈夫だったでしょうか、。
なんか色々ごめんなさい…。
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レス) id: 30f1f4cb3e (このIDを非表示/違反報告)
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まりる(プロフ) - 石川くんのお話みたいです！女の子の日的なものと、大喧嘩しちゃったりなんだり… (2019年10月28日 19時) (レス) id: b47e72213e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのこ x他2人 | 作成日時：2019年10月22日 23時
