キミハイラナイヨ。13

第483話 青 ページ23

ミドリ『さて…何番を選ぼうかな…。
サラさんも一緒に議論しようよ！
1発で当てちゃったら、もう終わるからさ。』
サラ『…いい加減、ふざけるのはやめろ。』
ミドリ『あれ…？怒ってる？』
声色めっちゃ怒ってるよサラさん。
そしてミドリはそこに油を注ぐな。
ミドリ『ボクのせいにしたって、クルマダを殺したのは変わらないよ。サラさん。』
サラ『…！！』
…アレって殺人の判定に入るのかな。クルマダさん、人間らしかったけど中身はどう足掻いても人形だし。
ミドリ『それより七瀬の居場所だよ…ボクから見ても運ゲーだからさ…。
好きな数字は…0だけど、無いしなぁ…』
好きな数字0は悔しいけど分かる。たまに出てくる面倒臭い掛け算とか虚無に返してくれるから数学の時便利。
ミドリはどこにヒントを使おうかと呟いた後静かになり、突然『キレイな瞳をしてるね…』と言った。
きっも。確かにサラさんの目めっちゃキレイだけど。
サラ『汚い物が映ってるけどな。』
素晴らしい返しだ。私も使おう。
ミドリ『あはは！ユニークな返しだね！』
おっと、ミドリにこの返しは効かなかったか。こうかはないようだ。
ミドリ『よーし！1番で行こう！今日のラッキーナンバーなんだ！
サラさん！1番のランプ押してくれないかな！』
ランプを押すために台座が動かされたのか、またグラリと揺れる。
もうやだ。この揺れどうにかなんないの？まだお尻痛いから座りたくないんだけど。
2回揺れたあと、しばらくしてからカチッと音がした。
お、押したな…結果はどっちだ。
……………。

Q太郎『青って…人間じゃねぇか…！？』
あ、赤の次は青出たんだ。青………え、青。
サラ『それじゃあ…！！』

ソウ『七瀬か、ミドリ…ってことになる。』

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