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第388話 同意書 ページ36

ケイジ「…!」

ドシャっと、ヒツギの固い板の上に体を打ちつけられて、ぐっ、と声が漏れる。
そのままミドリは、迷うことなく棺の蓋を閉めた。
ミドリ「あはは、ちょうどいい所に、ボクのヒツギがあったね。」
ケイジ「出せ…!ミドリ…!!」
サラ「いやぁ…!ケイジさん!!ケイジさん!!」

ミドリ「ねぇ、良いこと教えてあげようか、サラさん。」
サラ「…!?」
ミドリ「このヒツギにはすごく便利な機能が付いててね。

なんと、その場で火葬できちゃうヒツギなんだ!」

サラ「焼かれるって…こと…?」

ミドリ「もうタイマーは進んでる!
早くしないと、ステーキになっちゃうよ!」
ギン「出してよぉ!!おまわりさんが…死んじゃうよぉ…!!」
ミドリ「そこで、フロアマスターとしての提案なんだけど…、
ボク…シンが言ったように『鬼ごっこの負け=死』とは言ってないんだ。」
サラ「…」
ミドリ「キミがもし、ボクのお願いをひとつ聞いてくれるなら…、

ケイジさんを助ける方法を…教えるよ。」

サラ「…、
……………」

ミドリ「そんな構えなくて良いんだ…。

…あの同意書にサインしてもらう。」

サラ「…!?」

黒板に貼ってあった…あれか。

ミドリ「あの1枚は…最後の2枚のうちの1つ…。


キミと…七瀬に書いてもらうことで完成するんだ…。」

七瀬「…私もか…」

確かに、教室の辺りを通った時に、誰かしらが同意書を見て何か思い出そうとしていた気がする。

私の記憶にはない。つまり、私はあの同意書にサインしてない。

ミドリ「あとはキミ達の選択次第さ。

ケイジを救い、お願いを聞くか…、

ケイジを殺して、自分を貫くか…。


好きな方を選びなよ…。」

第389話 処刑タイマー→←第387話 克服チャンス



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猫狗(プロフ) - 踊るワカメは草生えます(笑)今度やってみようかな... (2月4日 19時) (レス) @page42 id: a2b9d0ac16 (このIDを非表示/違反報告)
Valeria(プロフ) - 猫狗さん» 踊るワカメもいいですよ (2月4日 19時) (レス) @page33 id: ce8fa901bc (このIDを非表示/違反報告)
猫狗(プロフ) - だめだ...ミドリの名前を「美味しいワカメ」にしてしまったからシリアスなシーンで笑ってしまう...なぜこんなことをしてしまったんだ...自分... (2月4日 19時) (レス) @page36 id: a2b9d0ac16 (このIDを非表示/違反報告)
Valeria(プロフ) - 秀華さん» 実は私ほぼノー勉なの。今から死ぬ気で勉強します。 (2022年3月2日 23時) (レス) id: 77bc4160b0 (このIDを非表示/違反報告)
秀華(プロフ) - うっわ何それ尊。。(自分が見る分には構わないけどされたらやな奴の高みの見物)明日テストは最悪っすね (2022年3月2日 22時) (レス) @page43 id: 1b54af448f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Valeria | 作成日時:2022年2月15日 17時

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