第386話 捕まえた ページ34
ミドリとケイジさんは睨み合ってる。
アリス「おい！焦るな、篠木敬二…！！
数の力で、ヤツを追い詰めるぞ！！」
ソウ「ミドリ…ボクがこの手で、キミを捕まえる…！」
ソウさんとミドリが走ってる間に、Q太郎さん達の前で構えてる私は弓を引く。
…アイツ動きが定まらない…的がなければ矢は射てない。
矢の本数にも限度がある…無駄遣いはしたくない。
ソウさんはミドリのすばしっこさに諦めたらしく、もう既に息が上がってる。
Q太郎「…七瀬、良いこと思いついたぜよ。」
七瀬「はい…？傷口だってちゃんとした治療できてないんだから動かないでくださいよ…」
Q太郎「それが好都合だったんじゃ。
ミドリはオレを意識してねぇぜよ…死角から近付いてやるかじゃ…！」
七瀬「…確かにそれも、そうだけど…」
Q太郎「大丈夫ぜよ！オレの身長体重教えちゃろか？」
七瀬「193cm100kg越え」
Q太郎「なんで覚えとるんや…とにかく、オレなら大丈夫じゃ！この筋肉があるからよ…！」
…意味分からんクセに妙に納得してしまう。
私の沈黙を肯定と受け取ったらしいQ太郎さんは、音を立てないようにミドリに近付き、私にグッドサインを向けてきた。
Q太郎「良いタイミングで指示をくれぜよ…！足止めしてやるっちゃ…！！」
サラさんの方をチラッと見ると、目配せに気付いて頷いた。
なるほど、任せると。
ミドリ「ケイジさん、怒りに任せて突撃しても良い結果は出ないよ。」
ミドリはケイジに向かって、落ちていた人形の頭を蹴り飛ばした。
直撃したケイジさんはバランスを崩して、転倒した。
サラさんがケイジさんを落ち着かせてる間に、私はミドリの狙うべき場所を探す。
はっきり言って、ミドリを転倒させてQ太郎さんにさらに足止めしてもらって、がっちり固めてから鬼を移したい。
…だとしたら、狙いづらいけど足かな…。
ギン「いい加減、一緒に戦ってくれニャン！ダミーズ！！」
ハヤサカ「……………」
ギン「スーツ…メガネェ…」
ミドリの足に…狙いを定めて……、
ミドリ「…！？」
…っしゃあ！当たった！！
ミドリは至近距離で射たれた矢にやられて、バランスを崩す。
七瀬「Q太郎さん！！」
Q太郎「おう！」
Q太郎さんはミドリの足を掴んだ。
Q太郎「捕まえたぜミドリ…！！逃がさねぇ…！！」
ミドリ「うわっ…！ちょっ…！」
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猫狗(プロフ) - 踊るワカメは草生えます(笑)今度やってみようかな... (2月4日 19時) (
レス) @page42 id: a2b9d0ac16 (このIDを非表示/違反報告)
Valeria(プロフ) - 猫狗さん» 踊るワカメもいいですよ (2月4日 19時) (レス) @page33 id: ce8fa901bc (このIDを非表示/違反報告)
猫狗(プロフ) - だめだ...ミドリの名前を「美味しいワカメ」にしてしまったからシリアスなシーンで笑ってしまう...なぜこんなことをしてしまったんだ...自分... (2月4日 19時) (レス) @page36 id: a2b9d0ac16 (このIDを非表示/違反報告)
Valeria(プロフ) - 秀華さん» 実は私ほぼノー勉なの。今から死ぬ気で勉強します。 (2022年3月2日 23時) (レス) id: 77bc4160b0 (このIDを非表示/違反報告)
秀華(プロフ) - うっわ何それ尊。。(自分が見る分には構わないけどされたらやな奴の高みの見物)明日テストは最悪っすね (2022年3月2日 22時) (レス) @page43 id: 1b54af448f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Valeria | 作成日時：2022年2月15日 17時
