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*




「え!?なんで天馬!?」


「ひとつ聞くけど、Aは自分の気持ちつさ伝えずに、天馬が他の女の子と付き合うようになったら後悔しないの?あの時チョコ渡して告白すれば良かったってあとになって思っても遅いよ」



この時の幸くんの言葉が心に染みた。

幸くんの言葉に勇気と元気をもらった 私は「取られたたくない!」と皆の前で言った。


そんな私にみんなニコッと優しく笑ってくれて、
私もみんなに笑顔を見せた。



天馬だけは誰にも譲れない。

だってこんなにも好きなんだから。





_______

____





天馬の部屋に到着した私は大きく息を吸い、
吐いてを繰り返して深呼吸をした。

よしっ!と気合を入れてドアをノックする。
今は幸君がいないから天馬1人のはずだ。


予想通り中から天馬が出てきた。



「どうしたんだA」



頑張るって決めたんだ自分!!




「天馬!!これ!!」

「……なんだ?」

「チョコっ……作ったの…バレンタインだから」



チョコを持っている手がプルプル緊張で震える。
そんな手に優しく手を重ねて「ありがとう」と
一言いい、天馬はチョコを私の手から取った。




「手作りだから味は保証しないから!」

「え、不味いのか?」

「…分かんないけど、一生懸命作ったから!!」




緊張でばっくんばっくんと跳ねている心臓を服の上からぎゅっと握った。








「…その、嬉しいぜ」



「え?」


「お前から貰ったのが一番嬉しい」




顔を真っ赤にさせながら言ったその言葉は
私の心臓を壊すには足りるセリフだった。

勘違いするじゃん。

期待するじゃん。

そんな思わせぶりな事言わないでよ。





『他の女の子と付き合っていいの?』


いいわけない。

好きなの。どうしようもなくこの人が好き。



俺様で素直じゃなくてたまにしか優しくないけど、
ありのままで接してくれる天馬が好きなの。



だから、




「天馬、好きだよ」


今日はバレンタイン。

きっとこの想いもあなたに届くって信じてる。





*

恋は甘いに限る / 瑠璃川幸→←ちょこっとの勇気 / 皇天馬



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作者名:Chocolate palette.製作委員会 x他4人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年2月14日 21時

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