ヒュース 両思い カップケーキ ページ6
夢主side
今日は一世一代の大イベントである。この世界にとっても、私にとっても。
今日、私海道彩葉はネイバーであるヒュースに告白をする。
「き、緊張する…」
「もー、シャキッとしなさい、シャキッと！」
小南先輩に背中を押してもらい、ヒュースの部屋に向かった。
「あ、あの、ヒュース、ちょっといい？」
「ああ、彩葉か。どうした？」
ヒュースはベットの上に座っていて、私が部屋に入ると、ポンポンとヒュースの隣を叩いた。ここに座れということだろう。
ドキドキしながら隣に座り、ヒュースの方をむく。
「あのね、ヒュースに渡したい物があって…」
「なんだ…？」
「これ、」
ヒュースにチョコのカップケーキをいれた袋を渡す。
「私、ヒュースが好き」
そう言うとヒュースは目を丸くし、袋を受け取った。
「…中、見てもいいか？」
何も言わず頷く。ヒュースはカップケーキを取り出すと、食べてもいいか？と聞いてくる。もちろん、と言うとパクリと一口食べた。
「…うまいな」
「そっか…そ、それなら良かった」
私の告白には触れてくれなかった。答えはNOなのかと思って泣きそうになる。それでも、彼の前では泣きたくない。
「じゃあ、私行くね」
「まて…」
その場から逃げ出したくて立ち上がった時、ヒュースに腕を掴まれた。
「彩葉、俺もお前が好きだ」
「ほ、ほんとに？」
「嘘をつく必要がどこにある。…俺の、恋人になってくれるか？」
「…はい。よろしくお願いします！」
勇気を出した私は晴れてヒュースの恋人になったのでした。
太刀川慶 （夢主）ちゃん片思い チョコ→←迅悠一 (夢主)ちゃんへ片思い キャラメル
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作者名：ミケ猫 | 作成日時：2021年2月24日 21時
