来馬辰也 先輩 キャラメル ページ36
夢主side
「たっちゃんさーん！！」
「わっと…。彩葉ちゃん、こんにちは」
「こんにちは！」
「彩葉ちゃん、たっちゃんさんっていつまで呼ぶの？」
「あと、1週間ですよ〜。罰ゲームなんだから我慢してくださーい」
たっちゃんって呼ばれ慣れてないから、違和感あるなあと苦笑するたっちゃんさん。何故そう呼んでいるのかというと、つい先日、どういうメンバーなのかは分からないが、太刀川さん、出水先輩、米屋先輩、てつくん、村上先輩、来馬さん、加古さん、迅さん、宇佐美先輩、いーくん、私という摩訶不思議なメンバーでトランプのババ抜きをやった。なぜ…？って思うでしょ？私もそう思った。そして見事に負けてしまった来馬さんが、罰ゲームで私が考えた『二週間、たっちゃんと呼ばれて過ごすこと』
を実行中なのである。
「にしても彩葉ちゃん強かったよねえ。圧勝だったねえ」
「たっちゃんさん達と戦闘で勝つのはぜっっったい無理だとは思いますけど、トランプだったら、勝てる自信はあるんですよ！」
うん、すごいねえと言うたっちゃんさんに思わず笑ってしまう。
「たっちゃんさん、優しすぎ」
「そうかなあ」
「そんなたっちゃんさんに、ハッピーバレンタイン！」
今日の目的はこれだ！
「あ、ありがとう！…キャラメル？」
「そうです！意味は『一緒にいると安心する』なんですよ。やっぱりたっちゃんさんには、これを渡したいなと。たっちゃんさんは私にとってお兄ちゃんみたいな存在だから」
「いつの間にこんなに可愛妹を持ったんだろ」
「そう言って貰えて嬉しいです！」
頭を撫でられ、つい目を閉じる。いやーこの抱擁力、まじお兄ちゃん。
「たっちゃんさん、ホワイトデー楽しみにしてますね」
「うん、わかった、期待しててね」
じゃあねと言って帰って行ったたっちゃんさん。
「よし、私も頑張ろう！」
いーくんが迎えに来てくれたので、たっちゃんさんと一緒にいた事を話すと、良かったなと頭を撫でられるのであった。
村上鋼 （夢主）が片思い チョコ→←隠岐孝二 カレカノ カップケーキ
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作者名：ミケ猫 | 作成日時：2021年2月24日 21時
