加古隊 先輩、後輩 バームクーヘン ページ21
夢主side
「あら、彩葉ちゃんここにいたのね」
「あ！望さん、双葉ちゃんも！こんにちは！」
「こんにちは、探したわよー」
「…こんにちは」
加古隊の望さんと双葉ちゃんは、ボーダー内でよく会う。初めて会った時は、まさくん達の個人戦を見ている時だった。
「彩葉ちゃん、今日バレンタインでしょう？だから持ってきたのよ。いつも双葉もお世話になってるしね」
「…彩葉先輩、これチョコです。どうぞ…」
「わぁっ！ありがとう、双葉ちゃん！」
「あら、先越されちゃったわ。私も、はい。市販のでごめんなさいね。双葉がどうしてもって聞かなくて」
「あはは、大丈夫ですよ〜。すごく嬉しいです。ありがとうございます！」
グッジョブ双葉ちゃん！静かにグッドサインを双葉ちゃんに出した。すると、双葉ちゃんも小さくグッドサインを出してくれた。あー、かーわーいーいー。
「えっと、じゃあ私からもどうぞ。お口に合うといいんですけど…」
「これはバームクーヘンね！大好きなの。嬉しいわ」
「それは良かった！」
「彩葉先輩、これは？」
双葉ちゃんは袋の中からピンク色のお菓子を出した。
「あー、それはね私の新作。上手にできたから、2人に食べて欲しくて…。これ、名前ないから2人につけて欲しいなぁ」
と言うと、2人は嬉しそうに笑った。
「じゃあ頑張って考えなきゃね、双葉？」
「はい…！」
望さんと双葉ちゃんはこの後防衛任務に行かなければならないので、と行ってしまった。私はロビーで1人、次会ったらどんな名前付けてくれているんだろうとワクワクしているのだった。
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作者名：ミケ猫 | 作成日時：2021年2月24日 21時
