メイドの日‐芥川龍之介 ページ9
‐‐‐もうとっくに過ぎてしまいましたが、メイドネタが書きたかったんです…‐‐‐
Aと同棲している家へと早めに帰ると玄関に見知らぬ箱が置いてある。
不審物かと思い、箱をそっと持ち上げてみたり、コンコンと叩いてみたりした。
何も起こらない様子だったので距離をとって羅生門で開けると手紙が入っていた。
[愛しの龍之介様
私は今日、恐らく仕事で疲れ果て、遅く帰ることでしょう。
そこで、貴方にこれを着ていただいて、出迎えて貰いたいので
す。御奉仕されたいのです。癒されたいのです。
どうか私めの切なる願いを叶えてくださいまし…。
貴方を愛しているAより]
そしてその下には布の塊が。
広げて見ればそれは…。
「……。」
‐‐‐
「ただいまーーーっ……………ぁ、…?」
「……………おかえりなさいませ……」
声が聞こえたので出迎えれば、Aが固まっていた。
やはり似合わなかったのか。
「…う、うそ……着てくれるとは…思わなかっ……ぅ……」
「…似合わぬか」
「それは無い!!」
肩を掴まれ大声を出されたので驚いた。
「絶対に龍之介さんにはクラシックのメイド服が似合うと思ったの!はあ最高…絶景だ………」
「癒された…のか…?」
「もちろん!仕事の疲れが嘘みたいだよ…」
「…そうか」
良かった、と思った。
「あ、折角だからアレしてよぉ!
ご飯にするかお風呂にするかってやつ!」
この台詞には聞き覚えがあった。
太宰さんが言う機会があればAに言ってみろと言われた事を思い出す。
「夕餉になさいますか、風呂になさいますか…
…それとも僕ですか?」
「………」
暫しの間、Aの中から表情が消えた。
それほど気持ち悪かったのだろうか。
「…龍之介さん…
…秒で着替えてくるから、ちょっとまってて……」
Aは荷物を力なく落とし、確かに感覚的には数十秒で着替えて戻ってきた。
「ベッド行こうか子猫ちゃん」
「待て訳が分からぬ」
「あ、龍之介さんにしますのでベッド行きましょうか」
「………はぁ」
「あ、玄関が良かったの?も〜しょうがないな〜」
「そういう事では、ぁっん」
「やっぱりこのメイド服は脱がしがいがあるなぁ…興奮する」
「っん、んん、まてA!」
「ごめん無理」
128人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おしるこぉ - えっヘタレ文豪まじきゃわわ…好き……出来たらでいいのですが、リクで、スーパー攻め様夢主ちゃんと頑張って優位になろうとする乱歩さんを!!!お願い!!!します!!!!(叫び)幸せにしてやってください!!!!!← (2019年6月8日 1時) (レス) id: 4bcefc2029 (このIDを非表示/違反報告)
闇川幽鬼 - 今日更新された独歩様凄い萌えました! (2019年6月6日 0時) (レス) id: 0339c9b694 (このIDを非表示/違反報告)
桜咲月菜-Luna.Sakurazaki- - そこで……大変おこがましいのですが…り、リクエストしてもよろしいでございましょうか!!??(←)旧双黒で、さ、さんぴー………的なことを…………(赤面)ほ、本当に済みません!!!出来たらで良いんです!!!!本当ごめんなさい!!!!! (2019年5月19日 20時) (レス) id: 1276fff981 (このIDを非表示/違反報告)
桜咲月菜-Luna.Sakurazaki- - まっ、待って、ド性癖………ドンピシャすぎてヤバイ………この気持ちを何処へぶつければ良いんだッッッッッ!!!!← (2019年5月19日 20時) (レス) id: 1276fff981 (このIDを非表示/違反報告)
ロト - メイド服(クラシック)を着た芥川…だと!?ガタガダドンガラガッシャーン (2019年5月16日 22時) (レス) id: d74fa5c180 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ろもざん | 作成日時:2019年3月1日 0時