いちゃいちゃ-芥川龍之介 ページ2
‐‐文‐あや‐さんありがとうございます‐‐
「ね、龍之介君の服ってどうしてふりふりなの?」
ふいにそんな質問を同棲人から投げかけられる。
僕は仕事着から部屋着へ着替えている途中だった。
「…何故その様な事を聞く」
「ん?なんでって…可愛いから」
「かわ…?」
そんなことは自身でも思いついたことも無かった。
「しかも龍之介君って成人男性だし
中身が女の子って訳でもないのにふりふりだからさ…」
此奴は僕に、この服装が似合わないと言っているのか。
「似合わないなら、そうと言え」
目を見開いて驚いた顔をする同棲人。
此奴の顔はころころと変わる。
「ごめん、私の言い方が悪かったね。
ただ疑問に思っただけだよ。
あ、私はすごく似合ってると思うよ、
この服と、お人形さんみたいに可愛い龍之介君…本当に似合ってる」
「僕は、可愛くなど……」
顔に熱がじわりと集まるのが理解出来る。
あぁ、まただ。
此奴に鼓動を速くさせられるのは。
「可愛い…私より長い睫毛、大きい宝石みたいな目、真っ白な肌…私、本当にお人形さんかと思ってた時期あるんだよ?」
「やめろ…」
「しかもこんなに細いし…」
「っA…!」
「ほら、こんな女の子にも抵抗できない」
軽い足取りで押し倒されてしまう自分が憎かった。
自身で認めてもらう為、強者を目指していたはずが、どうにも此奴の前では強者で居られない。
寧ろ……
「や…」
「嫌…?でも好きでしょ?りゅう」
「ぁッ…その名で呼ぶな…!」
耳元で囁かれ、息を吹きかけられれば、段々と力が抜けていく。
こんなにも、僕は…
「りゅう、顔とろんってしてる…」
「ん…!」
抵抗出来ないでいると、耳に啄むような口付けが始まる。
着替えている途中だった為、緩んだスラックスの中に手を入れられ、内腿を酷く優しく撫でられる。
「ふ、ぁ、んっ…!…Aっ……!」
堪えきれず、腰が跳ねてしまう。
「…りゅう、明日は休みだよね?」
「ん、ん…」
頷いてみせると、安心したように微笑んだ。
「…ベッド行きたい?」
「!……そ、それは…」
内腿を撫でていた手が、甘い快感に熱が篭ってしまった場所をふわりと撫でた。
「ちゃんとおねだりしてくれたら続きしたげる」
「〜〜っ意地が悪い…!」
「ふふ、可愛い」
…此奴の、この意地の悪さを悪くないと思ってしまっている自分がいる事に驚いたのは最近だ。
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おしるこぉ - えっヘタレ文豪まじきゃわわ…好き……出来たらでいいのですが、リクで、スーパー攻め様夢主ちゃんと頑張って優位になろうとする乱歩さんを!!!お願い!!!します!!!!(叫び)幸せにしてやってください!!!!!← (2019年6月8日 1時) (レス) id: 4bcefc2029 (このIDを非表示/違反報告)
闇川幽鬼 - 今日更新された独歩様凄い萌えました! (2019年6月6日 0時) (レス) id: 0339c9b694 (このIDを非表示/違反報告)
桜咲月菜-Luna.Sakurazaki- - そこで……大変おこがましいのですが…り、リクエストしてもよろしいでございましょうか!!??(←)旧双黒で、さ、さんぴー………的なことを…………(赤面)ほ、本当に済みません!!!出来たらで良いんです!!!!本当ごめんなさい!!!!! (2019年5月19日 20時) (レス) id: 1276fff981 (このIDを非表示/違反報告)
桜咲月菜-Luna.Sakurazaki- - まっ、待って、ド性癖………ドンピシャすぎてヤバイ………この気持ちを何処へぶつければ良いんだッッッッッ!!!!← (2019年5月19日 20時) (レス) id: 1276fff981 (このIDを非表示/違反報告)
ロト - メイド服(クラシック)を着た芥川…だと!?ガタガダドンガラガッシャーン (2019年5月16日 22時) (レス) id: d74fa5c180 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ろもざん | 作成日時:2019年3月1日 0時