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何も分かってない‐中島敦 ページ1

 
 
 
 
 
 
 僕は弱い奴だ。
 探偵社に入って少しは強くなれたと思っていた。
 
 だけど、彼女と目が合う度、再度認知してしまう。
 今だって…僕はAの胸で泣いている。
 
 強くなったつもりでも、乗り越えたつもりでも、日々少しずつ、塵のように募る過去の恐怖と不安が僕を定期的に決壊させた。
 
 「ひっ………う、…っぁ……」
 「大丈夫、よしよし…」
 
 情けなく喉から漏れる声を自分のものだとは信じたくはない。
 僕よりも小さく薄い手で、自分の背よりも大きい背を何度も何度も優しく撫でてくれる。
 
 どこまでも優しく、柔らかく包んでくれるAの服にまた一滴、涙が染み込んでいった。
 
 …
 
 
 「…ねぇ、」
 「…なぁに?」
 「こんなに…情けないのに…」
 
 君はそれでも、本当に僕でいいの?
 
 震える喉から絞り出した声は、鼻が詰まって震えていた。
 ひどい声だった。
 
 「……阿呆」
 「な、んぅ…!?」
 
 呆れた様な声が聞こえてきて、反論をしようとしたら口を塞がれた。
 
 開いていた唇を甘噛みされ、
 Aのあったかい舌が入り込んでくる。
 涙のしょっぱい味、ふわりとAの甘い香りと熱に酔わされ、頭がくらりとした。
 
 舌の根元から舌先まで、優しく、僕の理性を逆撫でする様に愛撫されると、ゾクゾクと何かが背中を駆け抜けていく感覚がした。
 
 「んんっ…ぁっ…はんっ…もっ、……」
 繰り返し口内を掻き混ぜられた後、息苦しい中
 流される唾液をこくりと飲みこめば、ようやく唇が離れた。
 
 唇の間にとろりとした糸が引いて
 さっきのとは違う、生理的な雫が零れる。
 
 「…ハァッ…ハァ……ハァ……」
 「は、ぁ…好きだから、
 敦の全部が好きだから、慰めたいし、そばにいたい
 言わなくても分かるよね」
 「!」
 
 
 本当に…Aには敵わない。
 「…かっこいいな…Aは」

僕がそう言うと、照れくさそうに頭を掻きながら言った。
 「んー…敦がヘタレなだけだよ」
 「もう、Aったら…」

 

いちゃいちゃ-芥川龍之介→



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おしるこぉ - えっヘタレ文豪まじきゃわわ…好き……出来たらでいいのですが、リクで、スーパー攻め様夢主ちゃんと頑張って優位になろうとする乱歩さんを!!!お願い!!!します!!!!(叫び)幸せにしてやってください!!!!!← (2019年6月8日 1時) (レス) id: 4bcefc2029 (このIDを非表示/違反報告)
闇川幽鬼 - 今日更新された独歩様凄い萌えました! (2019年6月6日 0時) (レス) id: 0339c9b694 (このIDを非表示/違反報告)
桜咲月菜-Luna.Sakurazaki- - そこで……大変おこがましいのですが…り、リクエストしてもよろしいでございましょうか!!??(←)旧双黒で、さ、さんぴー………的なことを…………(赤面)ほ、本当に済みません!!!出来たらで良いんです!!!!本当ごめんなさい!!!!! (2019年5月19日 20時) (レス) id: 1276fff981 (このIDを非表示/違反報告)
桜咲月菜-Luna.Sakurazaki- - まっ、待って、ド性癖………ドンピシャすぎてヤバイ………この気持ちを何処へぶつければ良いんだッッッッッ!!!!← (2019年5月19日 20時) (レス) id: 1276fff981 (このIDを非表示/違反報告)
ロト - メイド服(クラシック)を着た芥川…だと!?ガタガダドンガラガッシャーン (2019年5月16日 22時) (レス) id: d74fa5c180 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ろもざん | 作成日時:2019年3月1日 0時

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