プリガムレッドとの出会い方 ページ5
ワクワクしながらスイパラのお店についた空だったが、考えなくてもわかるように周りは女の子ばかりでなおかつ1人で来ている空はたいへん目立っていた
｢予約をしていた雨宮さん｣
周りの目を気にしない空は堂々と入口付近で待っているとお店から出てきた店員に声をかけられた
｢はい俺ですが｣
｢2名とお聞きしていたのですが…｣
手を挙げ店員へと近づくと困ったようにキョロと周りを見渡した
｢一緒に来るはずだった子が急な用事で来れなくなりまして…｣
｢あの、申し訳ないんですが……相席でもよろしいでしょうか｣
前に並んでいるお客さんが3人組で空がその3人と相席すれば後ろで待っている女の子2人が入れるという説明を受けた
｢別にええですけど、相席する人達は……｣
｢別にいいぜ｣
話を聞いていたのか赤い髪の目立っていた青年が笑顔で空にそう言うと店員は謝りながら店の中へと戻って行った
｢1人とか勇気あるな〜｣
｢せやろ｣
呆れたように笑う赤髪の青年に空も笑いながら答えた
｢ブンちゃん何やっとるんじゃ｣
｢丸井先輩！勝手に行動しないでくださいよ〜！｣
パタパタと走りよってきた青年2人を見て空は固まった
めっちゃカッコええねんけど！！この赤髪の人はどっちかってーと可愛いほうやけど銀髪の方めっちゃカッコええやん！隣のモジャはかわええし！
｢なんじゃブンちゃんの友達か？｣
｢今友達になった！な？……えっと｣
｢青学2年雨宮空や｣
｢青学って越前リョーマがいる場所じゃん！｣
自己紹介をすればモジャが驚いたように声を上げたが空はそれどころじゃない
え、越前リョーマのこと知っとんの？というとテニスしとるやつなんか？いやいや、ここはテニプリの世界や越前リョーマは誰でも知っとるやろ
｢俺は立海3年丸井ブン太だ！シクヨロ☆｣
｢同じく3年仁王雅治じゃ、よろしく頼む｣
｢2年切原赤也だ！よろしくな！｣
｢おん！よろしく！｣
自己紹介をし終わったところでブン太がニヤニヤしながら空の方を向いた
｢そういや空は誰とここに来る予定だったんだよぃ｣
｢ほぅデートじゃったんか？｣
｢ちゃうっすわ、越前と来る予定やったんすけど、アイツドタキャンしよったんすわ｣
ほんまなんやアイツ、桃先輩とテニスすることになったんで無理っすってこちとらもう予約までしたんやで？反論しようとした途端電話切りよったし
そんな話をしていると空達の番になり4人は仲良く店の中へと入っていった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ViVi | 作成日時：2018年3月20日 1時
