精霊達の愛し子【番外編】 (ページ9)

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［レイラside］

イデア先輩に“願い星”を授け、ユウ達の元に戻るとトレイ先輩もきていた

ﾄﾚｲ「おっ。早速“願い星”を回収したのか。これはユウとグリムの“願い星”かな？」

ﾃﾞｭｰｽ「はい！この調子で他の“願い星”もすぐに集めてみせますよ」

デュースは真面目ないい子だねぇ
すっごいやる気満々だぁ
現にトレイ先輩が少し押されてる(笑)

「はーい！私も手伝うよ！」

トレイ先輩の後ろからひょっこり現れた私に驚いたのか、おめめをまん丸にした先輩達が振り向く

ﾄﾚｲ「…脅かすなよレイラ。ん？“願い星”はどうしたんだ？(ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ)」

「イデア先輩に渡してきましたー！」

ふふ、トレイ先輩って頭撫でるの上手なんだよねぇ
気持ち良くて擦り寄ると「猫みたいだな」って笑われちゃった

ﾃﾞｭｰｽ「それじゃあ僕、さっそく“願い星”集めをしてきますね！」

ﾄﾚｲ「あっ！おいデュース、まて！」

デュースが駆けて行ったので慌てて止めようとするトレイ先輩

「…行っちゃいましたね」

ﾄﾚｲ「何が起こるかわからないし、一応後を追うか。レイラ達も来てくれ」

ﾚｲﾗ・ﾕｳ「はーい！」

ｸﾞﾘﾑ「心配しすぎじゃねーか？生徒から石を回収するだけだろ？」

ｽﾃﾗ「なにか事情でもあるんでしょう。取り敢えず行きますよ、グリム」

そうしてトレイ先輩＆ユウとグリムとエース＆シュラウド兄弟とデュースの後を追う

デュースは廊下でサバナクロー寮生と何やら揉めていた

ｻﾊﾞﾅｸﾛｰ寮生「しつけぇな。くだらねぇ行事に参加する気はねーよ。こちとらてめぇみたいに幼稚じゃないんでね。お子様くん」

ﾃﾞｭｰｽ「…あぁ？…なんだと？」

ﾄﾚｲ「やっぱり…落ち着け、デュース！」

ﾃﾞｭｰｽ「クローバー先輩！？」

ｻﾊﾞﾅｸﾛｰ寮生「おい、もう行っていいか？」

ﾚｲﾗ「引き止めてしまってごめんなさいね」