精霊達の愛し子【番外編】 (ページ47)

今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:13,034 hit

２４ページ47

［ユウside］

そんなこんなでワイワイしながらハロウィーンの説明を受けていたら…

ﾄﾞﾝｯ!)

子供｢あいたっ！｣

ﾌﾛｲﾄﾞ｢ん？｣

フロイド先輩に子供が体当たりしてしまった！

ｸﾞﾘﾑ｢女の子が体当たりしてきたんだゾ｣

ﾌﾛｲﾄﾞ｢うわ、ちっちぇー！小魚に擽られたかと思った｣

子供｢ひっ！ご、ごご、ごめ…ごめ、なさっ…！｣

ｼﾞｬﾐﾙ｢フロイド。お前の背がでかすぎて子供が怯えてるぞ｣

確かに、2倍位あるしギザ歯で怖いよね……

ﾌﾛｲﾄﾞ｢えーマジで？ごめんごめん、しゃがめばいい？｣

そういうとおもむろに女の子の目の高さ程までしゃがんであげてる

ﾌﾛｲﾄﾞ｢んで、小魚ちゃん。余所見しながら歩いてたら危ないよー？｣

子供｢ごめんなさい…でも、あの…見つからなくて…｣

ﾚｲﾗ｢なにか探し物をしているの？｣

ｴｰｽ｢お母さんとはぐれちゃった？｣

子供｢ううん、そうじゃなくて…スタンプラリーが終わったよって伝える所を探してるんです｣

ｴｰｽ｢……つまり、スタンプラリーの台紙の提出場所ってこと？｣

ﾌﾛｲﾄﾞ｢あ、それオレ知ってるわ。おいでよ、案内してあげる｣

ﾚｲﾗ｢ほら、おててを出して？はぐれちゃわないように繋ぎましょう♪｣

そう言ってレイラちゃんと手を繋いだ子供を連れて歩いてくフロイド先輩
｢フロイド先輩って意外と面倒見いいんだ…｣と驚きながらもみんなでついて行く

《正門》

ﾌﾛｲﾄﾞ｢ジェイド～｣

ｼﾞｪｲﾄﾞ｢おや、フロイド。随分と大勢でやって来ましたね｣

ﾌﾛｲﾄﾞ｢ん。このおチビちゃん、ジェイドを探してたよ｣

ｼﾞｪｲﾄﾞ｢僕をですか？｣

ﾚｲﾗ｢フロイド、それじゃ伝わらないわよ…(笑)この子、スタンプラリーの台紙の提出場所を探していたから連れてきたの。ほら、このお兄さんに渡して？｣

子供｢はい！…スタンプ7つ、集めました！｣

レイラちゃんに促され、しゃがんだジェイド先輩にスタンプラリーの台紙を渡す子供

ｼﾞｪｲﾄﾞ｢素晴らしい！確かに、全てのスタンプが押されています。それでは、合言葉を言っていただけますか？｣

(｢合言葉？｣)

子供｢はい……トリック・オア・トリート！｣

ｼﾞｪｲﾄﾞ｢はい、確かに｣

…こっちの世界でもそれは変わらないのね
ニコニコしながら子供と話すジェイド先輩に和んでいたら、人間社会歴数ヶ月のグリムがまた爆弾を落とす

ｸﾞﾘﾑ｢とりにくは、とりと？なんだソレ｣