精霊達の愛し子【番外編】 (ページ5)

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［レイラside］

めちゃめちゃ不本意だし例年と同じでいいと思うけど名指しされたからには仕方ない
クロウリーさんからホロスコープを受け取り、覗いてみる

すると、今年の“スターゲイザー”に選ばれた3人の誕生日が浮かび上がってきた

(「…！ふふ、楽しくなりそうね」)

思わず微笑みが零れる

「…では発表します。1人目の“スターゲイザー”は

10月25日生まれ、トレイ・クローバーくん！

2人目は12月18日生まれ、イデア・シュラウドくん！

そして3人目は6月3日生まれ、デュース・スペードくん！

以上の3名が今年の“スターゲイザー”です。皆さんはこれからお配りする“願い星”を“スターゲイザー”にお渡しください」

取り敢えず発表し終わったので、御三方の方へ目を向ける

ﾄﾚｲ「！まいったな…まさか俺が選ばれるとは」

ﾘﾄﾞﾙ「おめでとう、トレイ。ハーツラビュル寮生として恥ずかしくないようしっかりと役目を果たすように」

ﾄﾚｲ「はい、寮長。選ばれたからには頑張らないとな(レイラが選んでくれたんだし、いつもよりかっこいいとこ見せないとな)」

…トレイ先輩は思ってた通りの反応ね
きっと問題が起こってもなんとかしてくれるでしょう

ｲﾃﾞｱ「…は？オ、オルト？たった今僕の名前がレイラちゃんから大々的に呼ばれた気がするんだけど…？」

ｵﾙﾄ「うん！おめでとう兄さん！“スターゲイザー”に選ばれるなんてすごいや！」

ｲﾃﾞｱ「無理無理無理！拙者は断固拒否しますぞ！(いくら大好きなレイラ氏が拙者を選んでくれたとしても、全生徒の前で恥を晒し自ら黒歴史を作りに行くような行事に参加するなんて嫌だ…！)」

…イデア先輩、ごめんなさい
これ拒否権とかないらしいです

ﾃﾞｭｰｽ「なっ！？」

ｴｰｽ「ププー。えっと…オメデトウ？」

ｸﾞﾘﾑ「ドンマイ、なんだゾ」

ﾃﾞｭｰｽ「そんな憐れむような目で見るな。僕はむしろ“スターゲイザー”に選ばれて誇らしいと思っている。全生徒の代表として、必ずやり遂げてみせる！(それに、レイラが選んでくれたんだ。絶対成功させるぞ)」

…デュース、君だけだよ。そんな乗り気なの
取り敢えずみんな顔見知りだし手伝える事は手伝おうっと