精霊達の愛し子【番外編】 (ページ30)

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《オンボロ寮》

［ユウside］

レイラちゃんの帰りを待っていると、ステラちゃんが1人(1羽)で帰ってくる

｢おかえり～レイラちゃんは？｣

ｽﾃﾗ｢運営委員の会議でこれから各寮のスタンプラリー会場と仮装を見に来る事になりましたので、それをお伝えしにきました｣

ｸﾞﾘﾑ｢ふなっ！？な、なにか着替えた方がいいんだゾ！？｣

ｽﾃﾗ｢いえ、我々は寮を提供した側なだけですのでリリアくん達がどうにかなさるでしょう。ただ急に来られたらびっくりしてしまうだろうから、というレイラの気遣いです｣

それだけ言うと慌ただしく｢それでは、シルバーくん達に指示出しをしてくるので｣と言ってまた飛んでいってしまった

少し経った頃、ツノ太郎とリリア先輩が戻ってくる

そのまた数分後、レイラちゃん達御一行が向かってきた

ｼﾙﾊﾞｰ｢お待ちしてました。マレウス様達の仮装の支度が済むまで、少々お待ち下さい｣

ｾﾍﾞｸ｢はーっはっは！よく来たな人間ども！マレウス様率いるディアソムニアのハロウィーンを自ら讃えに来るとは良い心がけだ！｣

うぬぬ…いつもいつもセベクって人を煽るのが上手いんだから…
話せば良い奴だし、ただただ若様が大好きなだけなんだけど崇拝しすぎるがあまり態度が高慢なんだよなぁ

ｴﾍﾟﾙ｢…セベククン…いつも元気だね｣

ﾚｲﾗ｢セベク、大声をあげてお喋りははしたないわ。それに来てくださったのになんて態度なの？貴方の一挙一動がマレウス兄様の評価に繋がるということを肝に銘じなさい｣

ｾﾍﾞｸ｢はっ！申し訳ございません、レイラ様！｣

ﾚｲﾗ｢だからぁ…｣

ｳﾞｨﾙ｢いいわよ、レイラ。全くマレウスはこのキュウリに礼儀を教えてないのかしら｣

ｼﾙﾊﾞｰ｢すみません。どうやらハロウィーンでいつも以上にはしゃいでるようです｣

ｾﾍﾞｸ｢はしゃいでなどいない。事実を言っﾚｲﾗ｢はいはい、うるさいお口はチャックですよ～｣ﾑｶﾞﾑｶﾞｯ｣

身長も高く声の大きいセベクに怯えること無く簡単に口を塞いでしまうレイラちゃん(かっこいい…)

ﾏﾚｳｽ｢セベク、あまり皆を困らせるな。当然の事を言われては反応に困るだろう？｣

…ツノ太郎は無自覚煽り属性なの？？

収束しかけてたムードがまた一気に凍えたよ？？