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シンキングタイム ページ27

*Aside*





その後、東條莉奈は退部したので家へ帰った。



だけど、笑いながら

「今度は成功してみせる……!!」

って呟いていたから、多分反省してないわアイツ。





岩泉「霜崎ー!忘れ物はねえか?」

『ねえッス!!』





合宿も終わりになり、俺たちはバスに乗り込もうとしていた。


だが、今俺はあの事件が起きた____水道場にいる。





白布「待ったか、霜崎」

『おう、丸一日くらいな』

白布「お疲れ様」





そう、俺はこんな時に白布に呼び出されていた。


もうそろそろバスに乗らなきゃいけないっつうのに…!





白布「朝の答え、聞くの遅くなった」


『?…ああ、どっちが仕事してると思うか、ってやつか』


白布「まあ、もう答えは決まってると思うが一応聞く」





そう言う白布の顔は、少し悔しそうだった。


東條に見事に騙されていたからな…。





『俺さ、あのとき嘘ついた』


白布「…嘘?」





絞り出すように声を出す。

あのときに嘘をついて、それが良かったのかは今でも分からない。


だけど、真っ向から俺の話を聞いてくれる白布には、言ったほうがいいと思った。






『分からない、っていうの嘘』




白布「じゃあ、もうお前は答えが決まっていたのか?」




『…ああ』




白布「どっちを……」









『んなの、桃井先輩に決まってんだろ』









白布「………え?」




今まで騙していてごめんな、白布。

俺さ…、桃井先輩がちゃんと仕事してんの、前から知ってたんだわ。












「霜崎くん…だっけ?練習お疲れっ!」




「今のレシーブすごく綺麗だったぁ!!」




「今日は蜂蜜入れてみたんだけどぉ…美味しい…かなぁ?」




「ボールとかは私が出すからぁ、みんなはアップしてていいよぉ!!」












今まで桃井先輩がかけてくれた言葉が、次々に頭の中に浮かんでは消えて行く。




夜遅くまで残ってやった自主練に付き合ってくれたのも、


選手の為に自分の時間を割いてでも尽くしてくれたのも、


この中の誰よりもバレー部のことを想ってくれてたのも……





全部全部、桃井先輩だ。


俺が入部する、ずっと前から。





『東條がどんなに桃井先輩を嵌めようとしても、青城は多分…いや、絶対、


桃井先輩しか信じないと思う』





その信頼も、三年間桃井先輩が積み重ねてきたものだ。


そう簡単に崩せるわけねえだろ。





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噂のキャンディー(プロフ) - カリントウさん» それな!!!!!!! (2022年6月22日 15時) (レス) @page33 id: 97930f92c9 (このIDを非表示/違反報告)
カリントウ(プロフ) - 瑠奈ちゃんと夢主付き合ってほしいなー (2018年8月13日 2時) (レス) id: b222a96851 (このIDを非表示/違反報告)
なの。」 - 続編、楽しみにしてますね!!これからも頑張って下さい! (2018年8月11日 23時) (レス) id: 5b35dbe8d1 (このIDを非表示/違反報告)
りう - ばれちゃった?ってかわいいかよおい。  (2018年8月9日 15時) (レス) id: 8e6cda3aa7 (このIDを非表示/違反報告)
春乃咏羽(プロフ) - 桃井先輩好き。素直に好き。 (2018年8月8日 2時) (レス) id: 303acd236b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Runa | 作成日時:2018年7月12日 22時

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