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ヒント・・・25個目 ページ26







狂ったように笑っている東條。


もちろん、みんな……

特に青城なんかは、今にも殴りかかりそうな勢いで顔を真っ赤にして怒っている。


それを見兼ねた桐立が、東條に近付いた。





桐立「先輩、」

東條「…何よ」




桐立「"_________"ですね」


東條「!?テメェッ!!!」





桐立が東條に何かを言う。

離れていて聞こえにくかったけど、その言葉に東條は逆上して桐立の胸ぐらを掴む。



それを見て駆け出そうと足を踏み出そうとした瞬間。


すでに、そこには人がいた。




バチン!!!



「いい加減にしろ!!!!」





その人は、東條に平手打ちをした。

それに驚き、東條は掴んでいた手を離す。





東條「は?な、なんで…」





平手打ちを食らった東條も、呆気にとられている。


いや、ここにいるほとんどの人は驚いただろう…、







だってそれは、









.









.









.









ぶりっ子の桃井先輩だったから。






松川「ひ、め……?」




桃井「黙って静かに聞いてれば、好き勝手言いやがって…


ふっざけんな!!このクソ女!!!」





いつもより何倍も低い声で、桃井先輩は叫ぶ。

顔からはいつもの笑顔はなく、怒りを露わにしていた。



誰もが呆気にとられる中、一人。東條へと足を進める人が。




及川「ほーんと、ウチのマネにこんな奴がいたなんてね…まあ、知ってたけど」


『及、川先輩…』



及川「タダで済むと思わないでよね?」





冷徹な目で東條を見下す。


豹変した二人に、東條は思わず後退する。

その目にはハッキリと、恐怖が映っていた。





桃井「いつもいつも私と瑠奈ちゃんに仕事押し付けてさぁ?」


及川「挙げ句の果てには人を切りつける…」


桃井「どーしよーもないクズ人間だね」





笑いながらゆっくり東條に近付いていく二人。

だけどそれは、込み上げてくる怒りを抑えようとしているように見えた。





東條「あ…謝るから!!許してください!!」





必死に手を合わせて懇願する。

それを見た及川先輩は、一層笑みを深めた。





及川「いいよ。許してあげる」


東條「ほんと!?」




及川「だから、退部して謝ってね?」






この言葉で、東條は奈落の底へと突き落とされた。






東條「い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」




東條の叫び声が、響き渡る。








これが、俺が聞いた最後の言葉だった_____




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噂のキャンディー(プロフ) - カリントウさん» それな!!!!!!! (2022年6月22日 15時) (レス) @page33 id: 97930f92c9 (このIDを非表示/違反報告)
カリントウ(プロフ) - 瑠奈ちゃんと夢主付き合ってほしいなー (2018年8月13日 2時) (レス) id: b222a96851 (このIDを非表示/違反報告)
なの。」 - 続編、楽しみにしてますね!!これからも頑張って下さい! (2018年8月11日 23時) (レス) id: 5b35dbe8d1 (このIDを非表示/違反報告)
りう - ばれちゃった?ってかわいいかよおい。  (2018年8月9日 15時) (レス) id: 8e6cda3aa7 (このIDを非表示/違反報告)
春乃咏羽(プロフ) - 桃井先輩好き。素直に好き。 (2018年8月8日 2時) (レス) id: 303acd236b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Runa | 作成日時:2018年7月12日 22時

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