Ｑ．この中で一番愚かなのは誰でしょうか？【ハイキュー】

ヒント・・・１２個目 ページ13

＊





『せ、先輩…ッ////』


二口「赤くなっちゃって…可愛いじゃん」


『なっ！？は、離してください！！』





だけど、どんどん先輩の顔が近づいてきて……




＊





なーんて、天地がひっくり返ったってあり得ない。


只今、二人共真顔で見つめ合っております。(謎)





『意外とトキめかないもんなんですね』


二口「えっ、マジかー…」





私がそう言うと、分かりやすく落ち込む。


初対面だからなのかな…？





『って、ここ廊下ですよ？誰か通ったらどうするんですか？』


二口「見せつける」


『蹴りますけどいいですよね？』





ドヤ顔で言ってくるあたり、すごくムカつく。

さっきの落ち込みはどこ行ったんだよ。





青根「…」

二口「うおっ！？青根！！？」





いつのまにか、背後に巨人が立っていた。

それに驚き、二口先輩が手を離す。





『……』

青根「……」


二口「え、何この沈黙」





静かにしてください、二口先輩。

私は今、巨人さんとお話ししているんです。





『(お名前はなんて言うんですか？)』


青根「(青根高伸だ)」


『(私は桐立瑠奈です)』


青根「(二口が迷惑をかけた)」


『(お気になさらず)』





私達は無言で、目で会話をする。

これを神業というのです((ドヤァ




二口「えっと…じゃあ戻るぞ、青根」


『(あの、一つお願いがあるんですけど)』

青根「(なんだ)」





俺はスルーなの？という声は無視しておく。





『(肩車、させてもらってもいいですか？)』




＊





『いえーい！！』


二口「ちょっ、青根ストーップ！！！」





案外すんなりと肩車をしてくれた青根先輩。

見た目はちょっと怖いけど、今日一日で好感度めっちゃ上がりました。



そして、今は廊下を全力疾走中。


正直に言おう。めっちゃこれ楽しい。





二口「はぁ、はぁっ…」


『なんで追いかけてくるんですか？』





さっきから追ってきている二口先輩。

息切れ激しいですよ…？






二口「好きな子を追いかけるのに、理由なんているか？」






珍しく真面目な顔で言ってきた先輩に、ちょっとドキッってきた。

状況が状況なだけに、好きにはならないけど。





『…青根先輩、ありがとうございました』





私がそう言うと、すぐに降ろしてくれる先輩。


顔にはもうちょっとやりたかった、って書いてあるけど…、、





『この続きはまた今度にしましょう！！』


青根「……」コクン




＊

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