ストーリー６ ページ6
電柱に隠れて泣いた後、私は家に帰った。
しかし、家に帰って待ち受けていたものが異常な光景だった。
父智一が部屋中を歩き回り時折ジャンプしてガッツポーズをし、母冴子が嬉しそうにお腹をさすっていて、兄の龍友が母をジッと見つめて顔を緩ませてる、といった状況だ。
私が気づかないふりをして自分の部屋に逃げようとしたら、父が気づいて気持ち悪いくらいの笑顔でスキップしながら私を抱きしめておでこにキスした。
おでこ...キス....
七瀬「キモイわーいっ！！！」
父の顔を叩いて洗面所に駆け込んだ。
父「さっきは、悪かったよ〜謝るから話聞いてちょうだ〜い。」
洗面所でおでこが赤くなるまで洗い、いまソファで怒り狂ってます。
父「だって、嬉しすぎたんだから！」
七瀬「何が・・・？」
やっと口を開いてくれて嬉しかったのかまた抱き着こうとしたので、腹に蹴りを入れた。
父「・・・ぐぉっ。」
腹を抱えて倒れこむ父。
母「遥、本当にいい話なのよ。」
父と正反対でおっとりとした性格の母が微笑んでいった。
七瀬「・・・いい話？」
お兄「うん、あのな・・・お母さんの＃％＄％＆＃いるんだってよ！」
七瀬「え？ごめん。聞こえなかった。」
お兄「だ〜か〜ら〜、」
兄・父・母「赤ちゃんが出来の！」
七瀬「え、ええええ！！」
私は、母の方へ慌てて駆け寄りそのお腹をジッと見つめる。
七瀬「このお腹の中に、赤ちゃんが、いるの？」
母「うん、まだ性別は分からないけどね。」
七瀬「凄い。私に、弟か妹が出来るんだ。」
お兄「遥初めてだよな。」
父「他にも良いことがあるんだぞ〜。」
七瀬「他にも・・・？」
お兄「ああ、実は俺に・・・・・・・彼女が出来ました！」
七瀬「ええええ。誰！？」
母「結衣ちゃんって子なのよ。さっき帰ったばっかりなの。もう少し早く帰ってきたら会えたのにね。」
私は、開いた口が塞がらず、ず〜っとポカーンとしてた。
父「おいおい、お忘れだろうが俺の事は！？」
七瀬「また、良いこと？」
父「あったりまえだ！父さんね、凄いプロジェクトを任されたんだ！成功すれば、社長賞もらえるかも」
七瀬「すごーい！」
今日は、衝撃な事がたくさんだなぁ。
涼真とお兄に彼女が出来たこと、母のお腹の中に赤ちゃんがいる事、父が凄いプロジェクトを任されたこと。
とっても、凄いことが私の目の前で語られたんだ。
なんだか、寂しい。
私だって、良いことを話したいよ、自慢したいよ。
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ザン(プロフ) - すごく面白いです！！片寄くんと七瀬ちゃんがくっついてほしい！！ (2019年4月4日 22時) (
レス) id: cb7aaf877b (このIDを非表示/違反報告)
さぁや(プロフ) - 北風さん» あ、あ、あ、あれ？ちゃんとやった気がしたんだけど・・・本当にすみません！！！ (2018年9月20日 22時) (レス) id: 0e28084fa3 (このIDを非表示/違反報告)
北風(プロフ) - まだオリジナルフラグ外されていませんが…コメント欄の上の方ご覧ください。設定キーワードの下にオリジナル作品って出てますよー (2018年9月19日 22時) (レス) id: b0822cf7d3 (このIDを非表示/違反報告)
さぁや(プロフ) - ゆずさん» すみません、ありがとうございます！忘れてました！本当にありがとうございます！！！ (2018年9月19日 21時) (レス) id: 0e28084fa3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - 作品を作る前にルールをご確認ください。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年9月19日 7時) (レス) id: fd2ccb951f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さぁや | 作成日時：2018年9月7日 15時
