ストーリー２６ ページ27
「そう、あなたはとても重大なことを忘れている・・・。」
七瀬「え、誰！？」
私は、辺りを見回す。
真っ暗な景色にぼんやりと輝いている物体がいた。
七瀬「お、おえーーー！！気持ちわるっ。火の玉ってこんな気持ち悪い物体だっけ？」
「し、失礼な！火の玉様にしつれいきまわりない！私は、心のあなたです！」
七瀬「・・・。」
「心のあなたです。」
七瀬「・・・。」
「こころのあｎ」
七瀬「もう、ええわ！」
「あ、ごめん。じゃ話し戻すけど、」
七瀬「心の私！私は、何を忘れているの！」
七瀬「とっても重大なことを忘れてる気がするんだけど・・・。」
「うん、忘れてる。あなたは、忘れてる。重大すぎることを・・・。」
七瀬「それは、何？」
「昔っから、私は忘れっぽいよね。思い出させるの大変！あんたが忘れてるのは、アイツらと関われたきっかけよ。」
七瀬「きっかけ？」
「そう、私はどうして彼らと出会えたの？思い出してみて。」
七瀬「どうして・・・？」
そこから、景色が回り始めた・・・。
片寄「起きてよ。」
七瀬「んん、ん！？」
目を開けるそこにはアップされた、片寄くんの顔！
七瀬「キャッ！」
反射的に片寄くんを押しのけて飛び起きる。
片寄「痛−！もうマジ勘弁。」
七瀬「あ、ごめん。」
私は、まだドキドキしてる胸を押し殺して、片寄くんに謝る。
片寄「あ、いや。こちらこそなんかごめんね。俺よくわかんないから、女子の気持ち。」
七瀬「いえいえ、男子だと思って気軽に接してください。」
片寄「ありがとう。」
私と片寄くんはお互いに見つめあって笑った。
なんか佐野に似てるな。
でも、今の私には気がかりなことがあった。
心の私の言葉。
あれは、夢だったのだろうか？
私が考え込んでいると、片寄くんが神妙な顔つきになって話し出した。
片寄「俺さ、たまに忘れちゃうだよね。七瀬さんが僕の手下だってこと。」
七瀬「…手下？」
私の鼓動は一瞬にして止まった。
片寄「俺らこんな関係じゃなかったら、気軽に話せたかもしれないのに、ね？」
七瀬「・・・うん。」
こらえろ、私。
思い出した。
やっと・・・。
私は
彼らの
下っ端少女だってことを・・・。
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ザン(プロフ) - すごく面白いです！！片寄くんと七瀬ちゃんがくっついてほしい！！ (2019年4月4日 22時) (
レス) id: cb7aaf877b (このIDを非表示/違反報告)
さぁや(プロフ) - 北風さん» あ、あ、あ、あれ？ちゃんとやった気がしたんだけど・・・本当にすみません！！！ (2018年9月20日 22時) (レス) id: 0e28084fa3 (このIDを非表示/違反報告)
北風(プロフ) - まだオリジナルフラグ外されていませんが…コメント欄の上の方ご覧ください。設定キーワードの下にオリジナル作品って出てますよー (2018年9月19日 22時) (レス) id: b0822cf7d3 (このIDを非表示/違反報告)
さぁや(プロフ) - ゆずさん» すみません、ありがとうございます！忘れてました！本当にありがとうございます！！！ (2018年9月19日 21時) (レス) id: 0e28084fa3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - 作品を作る前にルールをご確認ください。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年9月19日 7時) (レス) id: fd2ccb951f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さぁや | 作成日時：2018年9月7日 15時
