ヴァンパイアに恋しちゃいました【M!LK】④ (ページ40)

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マリー「ずっと、こうしていられればいいのにな……。あなたと二人で……」

サーノリア「いられるさ……きっと……。俺達は、二人で一つなんだから……」

マリー「ふふ……。嬉しい……。
ねえサーノリア、空を見て。
今夜は綺麗な満月……」

マリーが指差す先で、大きなまん丸の月が二人を照らす。
空を見上げ、その月あかりを全身に浴びるサーノリアの頬に、ふいに何か柔らかいものが触れた。
それは、温かく、優しいマリーの唇。
突然のことに、サーノリアの目は空の満月と同じぐらいに丸くなる。

マリー「人間はね、恋に落ちるとこんな風にキスするの……。好きな人との愛が、もっと深くなるように……」

サーノリア「それなら……マリー……。
これからもずっと、俺の隣にいてくれるか……？」

マリー「えぇ……。もちろん……」

サーノリア「ありがとう、マリー……。愛してる……」

マリー「私も、愛してるわ……。サーノリア……」

そして二人は、月明かりに照らされて、互いの唇を静かに重ね合わせ、その愛を更に深めていった。