《桃》恋愛セールスマン、小瀧 ページ1
〆．
恋愛セールスマン、小瀧
〆．
「のーぞーむー」
「はーい！」
私が呼べば、キラキラの笑顔を見せてくる。
同い年というのはこの前知ったんだけど、弟感が否めない。
あ、お互い「さん」付け卒業しました。
「今年のバレンタインに、彼女からのチョコレートはいかがですか？」
「っ！！」
目の輝きが増してるよ。
「お客様の理想のバレンタインデーをカスタマイズ、プレゼントさせていただきます」
「そ、そのセリフ」
「望が私に恋愛売りつけようとした時のセリフ」
「売りつけようとなんかしてへんもん！プレゼントやもん！」
「恋愛セールスマン騙ってたくせに何言ってんだか」
「うう」
かつての望のように、質問していく。
「甘さは？」
「たっぷり♡」
「愛情は？」
「たっぷり♡」
すごく嬉しそうに答えてる。
「愛情たっぷりかぁ………できるかなぁ」
「なんで！簡単やろ！俺への愛詰め込むだけや！」
「えー？好きすぎて溢れちゃうんだもん」
「……………A愛してる♡♡」
単純なんだから。
「あ、重岡くんにも聞いとこ」
「は！？」
「なんせ、恋のキューピット様だからね？」
「あかん！あかんの！！しげになんかあげたあかん！！」
「はいはい」
いちお、お礼も兼ねてこっそり渡そう。
「お好みのシチュエーションはありますか？」
「んー………やっぱ、Aがあーんしてくれるとか？唇で♡」
「どういうことかな？」
「最初にな？Aがチョコ咥えてな？こう、唇に挟むねん！そんで俺に食べさすの！」
「…………………」
「あーんやし、口移し的なやつやし、ちゅーできるし♡」
さっきからハートが飛んでるなぁ。
本当に望は私のことが好きなんだなってわかる。
「じゃあちょっとテストしますね？」
「え？」
「試作やテストプレイは基本だよ？」
私は近くにあった飴を唇に挟み、望に顔を近付ける。
望の顔がみるみる紅くなっていくのが面白い。
「……理想のシチュエーション、追加いいっすか？」
「試行錯誤して最高のもの作り上げていくのが普通でしょ？」
「じゃあ、遠慮なく」
口内を、飴が行き来する。
バレンタインデーのチョコ以上に甘い夜をプレゼントすることが決まりました。
〆．
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紅鮭 - リクエストお願いします！望くんの愛情付きで、主人公ちゃんがのんちゃんを抱きしめたいと泣く。というお話を見たいです！ (2019年2月22日 19時) (
レス) id: b9054f2fb1 (このIDを非表示/違反報告)
りな(プロフ) - コメント失礼します…！結構前からファンです()リクエストなのですが、2.5枚目なあなたと。のバレンタインバージョンをお願いしたいです…！ (2019年2月12日 0時) (レス) id: 3cedab38fa (このIDを非表示/違反報告)
きゃんでぃー♪ - 2度目のリクエストっていいですか？時間があったらでいいのでちゃうねんっ!!のやつが見たいです。2回もリクエストしてしまってすいません！ (2019年2月8日 22時) (レス) id: c2201849bc (このIDを非表示/違反報告)
彩乃(プロフ) - わたあおシリーズ見たいです…！ (2019年2月7日 0時) (レス) id: df7938dc75 (このIDを非表示/違反報告)
きゃんでぃー♪ - シゲオカダイキの方もありがとうございました笑全部のお話が面白いですね！ (2019年2月5日 7時) (レス) id: c2201849bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はゆな
| 作成日時：2019年1月31日 19時
