小さな約束【Junichi.O】

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初めて会ったのは確か私が3歳か4歳のときだったと思う。隣の家に岡田くんが引っ越してきた。





公園で私が遊んでるときに岡田くんが一緒に遊ぼうって誘ってくれた。




あの頃は准くんって呼んでたっけ。






『Aちゃん、いっしょにあそぼうよ。』






「いいよ！あそぼっ！」





家が近いこともあって、仲良くなるのにそう時間はかからなかった。






幼稚園に行ってもずっと一緒にいて、家に帰ってからもずっと一緒に遊んでた。あの頃のことは少ししか覚えてないけど、すごく楽しかったことだけは覚えてる。





ある日の夕方、私達はいつものように公園で遊んでた。でも私が足をひっかけて転んで大泣きしちゃって。






でもそんな私に岡田くんは大丈夫だよってずっと言ってくれた。





『Aちゃん、だいじょうぶだよ。ぼくがなおしてあげるから。』





「...ほんと？」






『うん！いたいのいたいのとんでけーー！ほら、もういたくないでしょ？』




『ほんとだ。じゅんくんすごーい！じゅんくんはまほうつかいだね！』





『すごいでしょ！ままがおしえてくれたの。Aちゃんのことはぼくがまもってあげるからね。これからもずーっといっしょにいようね。』





「うん！やくそくだよ！」




『｢ゆーびきーりげーんまんうーそつーいたーらはーりせんぼんのーます！ゆーびきった！｣』





ずっと一緒になんて、いれるわけがないのに。だけど私達は約束をした。

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