V6短編 (ページ19)

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ろくにんの0係 7 ページ19

みんなついた頃には肩で息をしていた

昌「あー、すげぇ…つか…れた…」

快「ほんとだよ…なんであんな…地下…にあんだよ…」

剛「しりょ…しつだからだろ」

健「よーし、じゃ、いこっ」

昌「ちょ、あ、え？」

ガチャ

健「しつれいします！」

全「ちょ、あっ、失礼します」

署「地下からわざわざごめんね？

君たちに話さなければならないことがあるんだ」

博「話さなければならないこと？」

署「そう。

実は君たちには内密にこの人の調査をしてもらいたいんだ」

そう言って署長が見せた写真

剛「この人誰ですか？」

署「名前は分かっていない

ただ、分かっているのはkeep evilの幹部だということだけだ」

健「きーぷえーびる？」

准「健くん知らへんの！？」

快「オカダ、それなに？」

准「いのっちも！？

keep evilっていうんはな世界的テロ組織やで？」

井ノ健「まじ！？」

博「普通は知ってるよ」

長野くんの声にうなずく坂本くんと剛くん

剛「バカ兄弟…」

隣で剛くんがボソッと呟いた声が聞こえ、思わず吹き出しそうになるのをグッと堪える

署「んんっ」

署長のわざとらしい咳払いに慌てて向きなおる

署「話の続きだが、このkeep evilがまた、大規模なテロを企てているという噂が立っている」

昌「あ、そういえばここに来る前にパソコンを乗っ取られかけました」

健「それで俺が逆探知したんですけどそしたら…」

その健くんの声に続いていのっちが答える

快「えっと…この人が」

いのっちがさっきとった写真を見せる

博「あっ！ちょ、井ノ原それ貸して？

署長すみません。それ見せてもらっていいですか？」

署「ん？あ、あぁ」

長野くんがスマホの画像と署長が見せてくれた写真を見比べる

健くんと剛くんと俺はそれを背を伸ばして覗き込む

剛「あ」

博「うん、剛もわかった？」

剛「わかった」

快「え、なにを？」

博「ほら、この写真の背景見てみて」

全-准「あー！！」

准「え、なに？なんかあるん？」

健「岡田わかんねーの！？」

准「なにを？」

昌「お前なぁ…」

剛くんといのっちがため息をつきながら俺の肩に手を置く