にゃんが一匹 ページ1
猫が入っているだろう箱を拾った。
台風で、雨も強かったから、心配で車に乗せたのだ。
随分と大きなダンボール。
それも結構重くて、米を運んでいるかのよう。
「沢山の命……早く温めてあげなきゃ」
急いで帰って、少しダンボールを引きずりながら、何回か置いたりを繰り返してアパートに着いた。
「わぁぁ……もうボロッボロ……」
きっと雨が染み込んでいて、猫も大変だろう。
タオルと、風呂を沸かして、やっと開けた。
「え？」
中に入っていたのは幼い男の子が二人。
どちらも珍しい髪色をしている。
そして、眉毛が個性的。
クリっとした瞳が私を捉える。
眉がつり上がった男の子の方が一回り大きい。
五歳と三歳ぐらいかな……
「よもや！」
「ん？よもや？」
「さむいっ…！さむい！」
「あ、ごめんね！！」
急いでタオルで二人を拭きながら考える。
子どもがダンボールに……これはもうとんでもない事じゃない！！！
すぐに警察に……
電話をしようとしたが、小さい方の男の子が泣き出してそれどころではない。
「わぁぁ！！寒いよね……！お風呂、はいろーね」
急いで二人の男の子を抱き上げて風呂に入る。男の子の服を脱がして、お風呂に入れる。
五歳の男の子は「一人で脱げる！！」とドヤっていたので、任せた。
服の袖が多少濡れたがもうどうでもいい。
「大丈夫かな……」
三歳ぐらいの男の子をゆっくりお風呂に入れる。
小さな手が私の腕を掴む。
「ね、ね！」
「あぁ、もう三歳児ぐらいって可愛いなぁ、もー」
優しく頭を撫でながら、お風呂に浸からせていると、ボンッと一回り三歳児が大きくなった。
「え？」
またボンッと大きくなる。
「え…？」
そして、数十秒後
「えええぇ！！！？」
私はあまりの事に腰を抜かして、風呂場にしりもちをついた。
十三ぐらいになったぁぁぁ！！？
「ひゃ、ひゃぁぁぁ！！」
男の子が顔を真っ赤にして顔を隠している。
私もごめんね！！と謝りながら体を引きずりながら、風呂場から出た。
外でまだ服を脱ごうとしている五歳児の男の子が不思議そうに私を見る。
「どうした！どうした！」
「ね、あれみてきて！！お願い！！」
「？分かった！」
五歳児の男の子は元気よく風呂場に入っていった後、また叫び声が聞こえてきて、風呂場から成人男性？らしい人が出てきて、私達は顔を見合わせてまた叫び声を上げた。
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丸(プロフ) - グミさん» わぁぁ！！グミさま〜！！お優しいコメントをありがとうございます｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡グミさまの心を少しでもホワホワさせることができたのなら幸いです！こちらこそ長い間お付き合い下さりありがとうございました！<(_ _*)> (1月30日 11時) (
レス) id: fa76bf1609 (このIDを非表示/違反報告)
グミ - 途中まで読んでいて、でも忙しくて全然読めてなかったのですが、ちらっと除くと完結、と出ていたので一気読みしてしまいました！2人と別れる時、涙が溢れてきました。でも！再会できて良かったです！！しあわせになって、良かった…！コメント失礼しましたm(*_ _)m (1月30日 6時) (レス) @page50 id: 9cb77040e4 (このIDを非表示/違反報告)
丸(プロフ) - maxiahさん» お久しぶりです！maxiah様！(*´∇｀)心が浄化されましたか！それは光栄の極みです！！長い間おやすみしていたのにも関わらずお優しいお言葉胸にしみます(*/-＼*)素敵なコメントをありがとうございました！m(_ _)m (2022年4月7日 17時) (レス) id: fa76bf1609 (このIDを非表示/違反報告)
maxiah(プロフ) - お久しぶりに拝見させていただきました。はぁ心が浄化されます。好きです。 (2022年4月6日 22時) (レス) @page37 id: f2fb6597c0 (このIDを非表示/違反報告)
龝(プロフ) - 墨染さん» わぁぁ！墨染さまっ！こんばんは！こちらこそ、墨染さまとお話する時は安らぎの一時です！いつもありがとうございますm(_ _)mこれからも、墨染さまを幸せにできるようなお話作りを頑張ります…！（*´▽｀*） (2021年7月6日 22時) (レス) id: fa76bf1609 (このIDを非表示/違反報告)
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