感情がない少女 (ページ6)

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夜の学校、心霊現象研究会…通称オカ研の部室

佐｢にしても、とれないわね～｣
井｢わざわざ学校に忍び込んでやることか?｣

先輩達が御札を剥がそうとしていたが、Aは禍々しい気配を感じた

(何だろうこの感じ…
昔…どこかで…)

佐｢バカね
こういうのは雰囲気が大事でしょ
何も起こらないなんて分かってるの
だからこそよりスリルのある演出をーっとれた!!とれたわよ!!｣

外した御札から出てきたのは、怪しげな指だった

佐｢うっわ｣
井｢どうした!?人間の指?｣
佐｢本物?｣

嫌な感じの見られてるような気持ち悪い感じがした…その時だった
人ならざる気持ち悪いのが現れたは

｢いまなンじですかあ
みぢかいはりはあジュいちいぃ｣

人ならざる気持ち悪いのが喋りながらペタペタ歩いていた

佐(なにあの化け物……!!)

(朝みたのと似たような…
嫌な気配あれは何だろう…ｽﾞｷﾝ!!
頭が…)

佐｢!!井口!!良かったあ
どこいって―｣

井｢たす…

｢じゅるるる｣けて…｣

｢いまなんじですかあ｣

佐｢きゃああ!!｣

佐々木は大絶叫して、Aはいつもと変わらない表情だった

井｢たす…けて…｣

頭部の半分が何かに呑まれている

『……!!』

気持ち悪いのが攻撃してきたのをかすった

佐｢私…もうダメだわ…｣

佐々木は恐怖からか耐えられず涙を流し座り込んで気絶してしまった…

Aは、いつも懐に隠してる刀をみた

(この刀、使えるのかな…
わからない…コインで裏がでたら使おう…)

懐から出し投げたコインの目は表だった

｢おい!!
大丈夫か!!大丈夫なら逃げろ!!｣

ガシッ…

(あぁ…死ぬのかな…
やっと…死ねる…やっと?)

｢クソ!!｣

大丈夫よ、…は可愛いから

答えになってない!!

(誰なんだろう…
どこからか声がする…)

…ちゃん

大丈夫だ…ならできる頑張れ!!

(……?誰?誰のこと?
知らない声だけど知っている気がする…
大切だったような…
けど…ごめんなさい…自分では…)

今はコインで決めればいいのよ
いつか花開くその時まで…

(コインで裏がでたら…)

懐からコインを出した

｢?おいっ!!｣

そして投げたコインの目は裏だった

【花の呼吸弐ノ型 "御影梅"】

手馴れた動きで刀を振るい呪霊の首を斬る

(なにこれ…懐かしいような…)

｢オマエ…!?｣

ﾊﾟﾘﾝ!!と突然窓が割れて虎杖があらわれた

｢虎杖!?
ここ4階だぞ!!｣
　
虎杖は化け物を蹴り飛ばし、気絶している先輩達を掴んで離れた所へ避難して
また動き始めた化け物を片手で倒した