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悟「初心者なのにスゴいね
MARVELOUS FULL COMBOって満点だよ」
(ニコニコ)
悟「A、次はこれでCHALLENGEコースね」
Aは小さく頷いた
「Ready go」
始まると同時に、Aはリズムに乗って
ステップを踏んだ
「すげー…ブーツで息も切らさずに」「あのこ何者…?」
外野が口々に言うなか、Aは浸すらステップを踏みまくった
「Clear」
ズラッと記録がでた
(ニコニコ)
悟「またしてもMARVELOUS FULL COMBOだね
しかも一番難しいEXPERTだよ?
初めてにしては息も乱れずスゴいね」
五条は満点の最高記録だ!!写真写真!!の声を静止して
Aの頭を撫でた
(優しい手…温かい…)
悟「さて修行にもなったね
そろそろゲーセンを出よっか」
Aは頷いて五条と一緒に店を出てすぐ道のりにあったクレープ屋に行った
悟「はい、A
期間限定のクレープだよ
こんな感じに齧って食べるんだよ」
Aはクレープを受け取り五条を見習って食べた
悟「美味しい?」
『…分からない
でも食べたことない味…
いつもはコンビニで賞味期限近くで破棄される物を食べてたから…』
悟「そっか…
ゲーセンもクレープも初めての世界だったでしょ?
こうやって、Aの世界を記憶を探しつつ広げていこうね」
Aは五条を見つめ小さく頷いた
その後も真空管専門店とかいう、よく分からない店に行ったりレコードショップでレコードを漁って、ガチャポン専門店にいった
(ニコニコ)
五条は何やら物色して回し始めた
悟「げっ…毒キノコ…」
(ニコニコ)
悟「そうだ、Aもやろうよ
んーどれにしようかな…」
五条は再び何やら見渡してコレって指をさした
(蝶…)
悟「Aの髪かざりは蝶だからね
コレにしようと思って」
(なんで懐かしい思いがするの…)
悟「A
さあさあ、お金いれたから回して回して」
Aは言われるままにガチャを回した
(何が出るんだろ…)
悟「カプセルのテープをとって開けて取り出すんだよ」
五条はカプセルを開けて、中身をAの手にそっと乗せて渡した
『……』
悟「どうしたの?」
『蝶を見ると懐かしい感じがいつもするの…
でも何でかは分からない…
この髪かざりも、意志があるかのように
なぜか戻ってくる…』
悟「そっか…
失われた記憶に答えがあるかも知れないね
頑張ろうA、嘘ついたって体は正直で誤魔化せない
いつだって心は自由だよ」
Aはガチャから出た蝶のストラップを大切に持ち懐にしまい小さく頷いた
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作者名:卯月 | 作成日時:2021年7月16日 4時