感情がない少女 (ページ15)

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悟｢責める程じゃないなら責めないでくださいよ

どーせ人形作ってんだからいいでしょ8分くらい

夜蛾正道学長だ｣

夜｢……その子達が?｣

悠｢虎杖悠仁です!!好みのタイプはジェニファー･ローレンス
よろしくおなしゃす!!｣バッ

(ニコニコ)

頭を下げる虎杖と、Aは相変わらずで対照的だった

夜｢何しにきた｣

悟｢終わるまで下がろっか｣

そういうと、Aは手を引っ張られ壁側に連れていかれた

悠｢…面談｣
夜｢呪術高専にだ｣
悠｢呪術を習いに…?｣

夜｢その先の話だ呪いを学び呪いを祓う術を身に付け、その先に何を求める｣

悠｢何っていうか宿儺の指、回収するんすよ放っとくと危ないんで｣

夜｢何故?｣
悠｢…｣

夜｢事件･事故･病気
君の知らない人間が日々死んでいくのは当たり前のことだ｣

五条がはじまったと呟いた

夜｢それが呪いの被害となると看過できないというわけか?｣

悠｢そういう遺言なんでね細かいことはどうでもいいっす俺はとにかく人を助けたい｣

夜｢遺言…?つまり他人の指図で君は呪いに立ち向かうと?不合格だ｣

のそ…と人形が立ち上がり動き始めた

悠｢人形じゃなかったのか!?｣

『(人形が動いた…)』

夜｢"呪骸"人形だよ
私の呪いが篭っているがね
この子の名前はキャシィ｣バイン

悠｢げっ｣

重っ!!本当に人形かよ!!

アホ丸出しの虎杖をみて、Aは何かを感じていた

『……』

誰かに似てる…?誰か…?って誰だろ…

夜｢窮地にこそ人の本音は出るものだ納得のいく答えが聞けるまで攻撃は続くぞ｣

『(わかんないからいいや
どうでもいい)』

悠｢つーか、そもそも他人じゃなくて家族の遺言だっつーの!!｣

一発殴るとボンボンと跳ね返り、虎杖はバキッとパンチを食らい壁にぶつかった

夜｢家族も他人の内だろう
呪術師は常に死と隣り合わせ自分の死だけではない呪いに殺された人を横目に呪いの肉を裂かねばならんこともある不快な仕事だ｣

ある程度のイカレ具合とモチベーションは不可欠だ

夜｢それを他人に言われたから?笑わせるな?
まだ死刑を先延ばすためと言われた方が納得がいく｣

(ニコニコ)

悠｢!!ざけんな俺は｣

夜｢君は自分が呪いに殺された時も、そうやって祖父のせいにするのか｣

悠｢…アンタ嫌なこと言うなぁ～｣
夜｢気づきを与えるのが教育だ｣
悠｢俺は別に…｣

夜｢死に際の心の有り様を想像するのは難しい
だがこれだけは断言できる
呪術師に後悔のない死などない｣

その言葉には重みがあった