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永遠の別れ ページ23

夏「悟!!」

スッ…

悟「問題ない
術式は間に合わなかったけど内臓は避けたしその後呪力で強化して刀をどこにも引かせなかった
ニットのセーターに安全ピン通したみたいなもんだよ

マジで問題ない」

刺されたにも関わらずピンピンとした様子で立ち上がる五条は夏油に告げた

『やはり来たか…
あの女とは一緒じゃないのか?』

「あの女?」

『一緒じゃないのか
てっきり、来ると思ってたんだがな』

「オマエ…思いだした
あの女…母親に、よく似てるな」

「「「!?」」」

『会ったことあるのか?』

「まぁあね
俺は、オマエにも会ったことあるぜ
恩ある相手の娘とはいえ、俺は殺すぜ
怨むなら天元を、母親を恨むんだな」

話が終わったのを感じ、五条はAを夏油に押し付けた

『……っ五条っ!!』

Aは不安気に五条を見つめた

悟「天内優先
アイツの相手は俺がする
傑達は先に天元様の所へ行ってくれ

夏「油断するなよ」
悟「誰に言ってんだよ」

五条の言葉に眉を顰めた夏油は焦りつつ、五条をおいて走り出した
建物に駆け込む直前、Aは最後にと五条を振り返え見つめた

本当は余裕ないのも自分はどう考えても足手まといなのも分かっている
でも最後くらい見たかった

サングラスを外した五条がひらりと手を上げる

悟「じゃあな…」

あの海のよう大空みたいな美しい瞳が優しく
でもどこか痛そうに細められて泣きそうになった…

悟(さっき俺を刺した刀とは違う…
体に巻いてる呪霊もどっから沸いたんだ?
得体が知れねーな。クソ!!)

「星漿体がいねぇな
できれば五条悟はさっきので仕留めたかったんだが…ナマったかな…」

悟「天内の懸賞金はもう取り下げられたぞマヌケ」

「俺が取り下げたんだよ
ヤセ我満
オマエみたいに隙がない奴には緩急つけて偽のゴールをいくつか作ってやるんだ」

周りの術師が一人も死ななかったのはクソだったが懸賞金の時間制限がなければオマエは最後まで術式解かなかったとおもうぜ

盤星教のやつら沖縄行った時は笑ったけどな

悟「あっそ
(速い!!だけじゃない
コイツなにかおかしいと思ったら呪力が全くない天与呪縛のフィジカルギフテッド!!
動きがまるで読めねぇ!!」

五条の瞳をもってしても、男に呪力を感じず動きに無駄がなかった

悟「(俺の術式をしっててコソコソしてたんだろ?
そんな奴が無策で近づいてくるとは思えねぇ
特に今出したあの呪具)

虎の子か?
残念、寄らせねぇよ」

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作者名:卯月 | 作成日時:2021年7月16日 4時

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