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煉獄さんの屋敷に住む────
きっと煉獄さんの事だ。私の身を考えてくれるだろうし、断ることは無いのは分かっているけど…。



これ以上考えていても、煉獄さんと実際に話し合ってみないとどうしようもない事なので、とりあえず、私は胡蝶さんが用意してくれた部屋で寝た。




そして数時間後、大学に行く支度を始める。


煉獄さんの体調は大丈夫だろうか?
私は時計を見て、まだ余裕があることを確認し、昨日胡蝶さんから教えてもらった煉獄さんが寝ている部屋に向かった。




ノックをしてから、名前を呼んでみる。
しかし、反応がない。
あんな深い傷を負ったのだ。寝ているかもしれない。

そう思い邪魔してはいけないと思いつつも部屋を覗きたくなってしまう。
でも、勝手に部屋を開けるのは…!!



かなり葛藤したのだが、最終的に


『煉獄さんのカノジョ、だから…!』という謎理論に辿り着き、私はゆっくり扉を開けた。




「…失礼します」




扉を開けると、白いベッドで寝ている煉獄さん。




「煉獄さん…」




寝ている姿もカッコイイ…どうしよう。
顔にも、腕にも沢山傷があって、胸が痛いのに、ドキドキしている私もいる。…申し訳ない気持ちになる。


煉獄さんの手…
私はだんだんそこに視線が集中していく。


なかなか手を繋ぐ機会もないのだ。
しかし、煉獄さんが目覚めたら恥ずかしくて絶対に手なんて繋げない。




…今しかない…?




私は震える手で煉獄さんの手を握る。
その手は温かくて、傷だらけで…手のひらは厚い皮に覆われていた。



「煉獄さんっ…」



彼の手に頬を寄せて、ゆっくり目を閉じる。
煉獄さんが私を守ってくれた。

どんどん私の中で煉獄さんが大きくなっていく。




私は周りに誰も居ないことを確認して、静かに煉獄さんの手の甲に軽く唇を当てた。







その時、煉獄さんの手がピクリと動き、私は起きたかと思い、心臓が止まりそうになるが、幸い起きてはいなかった。




「早く傷が治りますように」




優しく煉獄さんの腕を置き、布団を整える。



「そろそろ学校行かないと…」




私は静かに部屋から出て、扉をゆっくり閉め、鞄を持って外に出た。



そして私は煉獄さんの屋敷から来たであろう、部下の方に車で送ってもらう。
瀧内さんも山場は越えたと胡蝶さんから聞いたので、安心した。でも復帰までにまだ時間が掛かるようだった。
瀧内さんと早く会いたいなと思いながら窓の外を眺めた。

閑話 3月14日→←55



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(プロフ) - エスちゃんさん» ありがとうございます(*´-`*) (1月30日 21時) (レス) id: fa76bf1609 (このIDを非表示/違反報告)
エスちゃん - 私はとくにこれが好きなので待ってます❗️ (1月30日 12時) (レス) id: 2c7c01870e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - エスちゃんさん» エスちゃん 様っ!これはこれは嬉しいコメントをありがとうございます(*´艸`)励みになります!!この丸、腕をぶんぶん振り回して頑張りますね!!ありがとうございます! (1月30日 11時) (レス) id: fa76bf1609 (このIDを非表示/違反報告)
エスちゃん - 続きが見たいです‼️楽しみです❗️ (1月30日 8時) (レス) id: c1a6291b46 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こぐま☆にゃんこさん» わぁぁ!こぐま☆にゃんこさま、お久しぶりです!続編初のコメント、とても嬉しいです(*/-\*)こちらこそありがとうございますっ!! (1月21日 21時) (レス) id: fa76bf1609 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2024年1月21日 0時

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