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───「怪我はないか」



そう声を掛け、怪我をした私にハンカチを差し出してくれた人が居た。私はその時、生まれて初めて、一目惚れというものをした。



しかし、その相手はなんとヤのつくお仕事の人だったのだ!周りから反対されたけど、好きになってしまった相手を簡単に忘れられるはずがない!


相手、恩人さん────煉獄さんはというと優しくて、紳士的で、非の打ち所がないぐらい完璧な人で。
私を大切にしてくれる。


なんだかんだあって奇跡的にお付き合いできることになったのだが、煉獄さんは忙しい人で、会うことがなかなか出来なくて。久しぶりに会えて、デートの約束までできたのに。


今度は襲撃を受け、私は鬼に攫われた。
稀血?霊力?

よく分からないけど、どうやら珍しい体質であるようだ。


その時も煉獄さんは傷だらけになりながらも助けに来てくれた。
そして、やっと再開することが出来て、私は安心感と煉獄さんに会えたことで胸がいっぱいだった。




────のだが、




後ろで大きな音と共に、勢いよく冷気が漂った。
すぐに煉獄さんが鞄を頭に巻いていた私の上にさらに自身の上着をかけた。


「A、見てはいけない。あと肌もこれで隠してくれ」


そう低い声で念を押されたので、私は頷いて、煉獄さんの上着で顔を隠した。



「Aちゃん」


あの男───童磨と呼ばれた方の声がする。



「俺はね、その隣にいる男を殺したくはないんだよ。できることなら平和的に行きたいな」
「A、耳を貸すな。この者は人ではなく、鬼だ」



「Aちゃん、俺は今日誰一人、殺してないよ。Aちゃんが怖がると思ったから。加減するのとっても難しかったよ?でもね、Aちゃんが俺の手を取らないというのなら、全て殺してしまおうと思う」
「殺す…?」
「何を言っている。Aを渡すつもりもない、仲間を殺させることもしない」



その時、何かが近づいた音がし、風が吹いた。
そして金属がぶつかる音がして、まさかと思い被っていたスーツを取った。




「煉獄さん…!」
「Aちゃん、君が来ないと、『煉獄さん』死んじゃうよ?」


「俺はここで死ぬつもりなどない。A、惑わされるな。この鬼は嘘でまみれている」
「酷いな〜なんでそんな酷いことがいえるのか……あっ!強がりだね、可哀想に。腹も完治していないしね」



何度か攻防があった後、
童磨という鬼はニヤリと笑った。
次の瞬間何かが刺さった音がした。

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(プロフ) - エスちゃんさん» ありがとうございます(*´-`*) (1月30日 21時) (レス) id: fa76bf1609 (このIDを非表示/違反報告)
エスちゃん - 私はとくにこれが好きなので待ってます❗️ (1月30日 12時) (レス) id: 2c7c01870e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - エスちゃんさん» エスちゃん 様っ!これはこれは嬉しいコメントをありがとうございます(*´艸`)励みになります!!この丸、腕をぶんぶん振り回して頑張りますね!!ありがとうございます! (1月30日 11時) (レス) id: fa76bf1609 (このIDを非表示/違反報告)
エスちゃん - 続きが見たいです‼️楽しみです❗️ (1月30日 8時) (レス) id: c1a6291b46 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こぐま☆にゃんこさん» わぁぁ!こぐま☆にゃんこさま、お久しぶりです!続編初のコメント、とても嬉しいです(*/-\*)こちらこそありがとうございますっ!! (1月21日 21時) (レス) id: fa76bf1609 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2024年1月21日 0時

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