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鬼が6匹 ページ8

勢いよく抱きつく冨岡を受け止めた

Aの匂いがするからなのか隊服に鼻を押し付けるようにして顔をひっつける



そんな冨岡が可愛らしく見えたのかAは引き剥がすことはせずに髪を撫でた。




『 俺が帰ってくるの待ってたの?』



決して、質問攻めをしてる訳では無い

冨岡はお分かりなように無口なのである
Aは冨岡が頷いたのを見て優しげに微笑んだ


『 待たせてごめんな 』



目尻を下げて謝るAの姿に冨岡の胸が逆に締め付けられる

単なる、自分の我儘なのだ。
その事が分かっている冨岡は首を横にふる

Aは柱の中でも群を抜く強さを誇る

彼は必ず帰ってくると分かっている
でも、不安が頭をよぎる

帰ってきた彼の姿は何よりも冨岡の不安を晴らすには十分なはずなのに

自分の名を呼ぶAを目の前にしたら

いてもたってもいられなかった




義勇「 Aがいないと俺は眠れない 」


Aは腕の中で自分の方を見上げる冨岡を黙って見つめる

Aの視線は何処か熱を持っていて

慌てて月を見たAは嫌悪そうに顔を歪めて


『 義勇、中に入ろう 』


と冨岡を急かした



やけに月の綺麗な夜だ_____.






.




冨岡は隣にあったはずの温もりが無い事に気づいて目を覚ます

Aが居た場所を撫でると冷たい
数刻は経っている


慌てて布団から出て、屋敷の中を探し回ると
縁側に座り盃片手に酒を飲むAの姿を見つけた





.









.

鬼が7匹*→←鬼が5匹



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貢毛 - もう更新する事は無いんでしょうか(;;)この先を見たいです。更新待ってます (2022年2月17日 5時) (レス) @page39 id: c6db4a5986 (このIDを非表示/違反報告)
サージ・オーパル - いいですね、めっちゃ面白いです。焦らず、自分のペースで投稿してくださいね♪ (2021年2月4日 18時) (レス) id: b331457550 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - Quuさん» 全然!!!ほんとにご自身のペースで頑張ってください!! (2021年1月29日 0時) (レス) id: 0ee1851fa6 (このIDを非表示/違反報告)
Quu(プロフ) - あんこさん» ありがとうございます!長きに渡りお待たせしてしまい申し訳ないです (2021年1月28日 20時) (レス) id: 13d4e9d2bb (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - お久しぶりの更新お疲れ様です!!! (2021年1月28日 20時) (レス) id: 0ee1851fa6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Quu | 作成日時:2019年11月6日 20時

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