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鬼が3匹 ページ5

『 無惨は関係ない 』



童磨「 嘘は良くないな〜、

…あの方がどれだけ血眼になって君を探しているか」



耳元で囁くその声にゾワッとする



童磨「 君ともあろう(強者)が勘づかないはずないよね?? 」


『 ハリボテだらけのお前に言われたくないな〜 』



先に動いたのは童磨だった
Aと距離をとり先程までとは打って変わって焦りの表情を向ける




『 急に離れんなよ、寂しいじゃん 』



Aが手繰り寄せる様に指をまげると
刹那、童磨の体がAの顔スレスレまで近づく

そう、童磨はAの血鬼術の領域内に入ってしまったのだ

こうなってしまったら最後

術を解かれるまで意のままに操られることになる


薄ら笑みを浮かべて顎を掴むAからどこか恐怖を感じる。

しかし、そこはさすが上弦の鬼と言うべきか、恐怖心よりもAの瞳が自分を捉えていることに童磨は激しく高揚した


『また、躾が必要なのか?』


ツーっと長い爪で童磨の頬をなぞる



童磨「 っ、お仕置き…ですか… A様 」



『 今回だけだ、見逃してやる 』




一気にあたりの雰囲気が変わり童磨は膝をついた

立ち上がれそうに無い童磨を見てAは同じ視線までしゃがみこみ人差し指を立てて彼の唇に触れた



『 無惨には内緒にな??』






童磨はそんな彼の去りゆく背中にただ手を伸ばすだけで精一杯だった。







.

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貢毛 - もう更新する事は無いんでしょうか(;;)この先を見たいです。更新待ってます (2022年2月17日 5時) (レス) @page39 id: c6db4a5986 (このIDを非表示/違反報告)
サージ・オーパル - いいですね、めっちゃ面白いです。焦らず、自分のペースで投稿してくださいね♪ (2021年2月4日 18時) (レス) id: b331457550 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - Quuさん» 全然!!!ほんとにご自身のペースで頑張ってください!! (2021年1月29日 0時) (レス) id: 0ee1851fa6 (このIDを非表示/違反報告)
Quu(プロフ) - あんこさん» ありがとうございます!長きに渡りお待たせしてしまい申し訳ないです (2021年1月28日 20時) (レス) id: 13d4e9d2bb (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - お久しぶりの更新お疲れ様です!!! (2021年1月28日 20時) (レス) id: 0ee1851fa6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Quu | 作成日時:2019年11月6日 20時

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