無惨様のお兄様は楽しい事に目がない()【鬼滅の刃】

鬼が22匹 ページ24

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タタタタッ＿＿＿ .





野山の木々を上手く使い、走る、走る 、走る。

ブンッと音が鳴る程 勢い良く自分目掛けて 飛んできた刀を避ければ、すぐ傍の大木の幹へと刺さる。




それと同時に、茂みから出てきた伊之助は 瞬時に刀を抜き 攻撃に移る。


それを予測していたであろうAは彼の背後に回り込み一本取ろうとするも、彼の驚異的な柔軟性により、体制を変えられ そう易々とはいかない。



伊之助はと言うと、勝機は 今、と 感じたのか 手を交差させ







伊之助「 獣の呼吸、三の牙 、食い裂きッ、！！！ 」










伊之助が独自に編み出した、呼吸

獣の呼吸 ＿＿＿＿.






それに、 対抗するように その場に足を踏ん張り、日輪刀を前に突く








『 心の呼吸 三の型 暗転 ＿＿＿＿ . 』







剣先が、ちょん 、と 対人者 ( 今の場合 伊之助 ) に触れた瞬間 視界が暗転し その場に倒れ込む技、

外傷を最小限にする 型で 暫く戦闘不能になる。








伊之助「 … … はっ、！！！ 」






『 伊之助 お疲れ様、水 くんできた。 』






差し出された、竹の水筒を受け取り 水を喉に流し込めば、キンとした冷たさが 頭をスッキリさせる。






伊之助「 悔しいけど、Aには敵わねぇぜ。 」






拗ねた様に、ズボッと 猪の被り物を深く被る伊之助に、ある提案をした。







『 鬼殺隊の最終選別で、力試し してみたらどう？ 』







伊之助「 キサツタイ… 、！！ Aが 、前に話してたやつだろ？？ サイシュー 、、ナントカ ってのには強い奴が居んのか、！？ 」






『 最終選別、な。 7日間 藤襲山と言う所で 生き延び指定された場所まで辿り着くこと。

簡単そうに見えるけど、藤襲山には 鬼が潜んでる、その脅威に打ち勝った者のみが、鬼殺隊に入隊出来る。言葉は悪いが、命を振るいにかけられるんだ 。 』







案の定 、食い付きのいい 伊之助 。

最後のひと押しのように、言葉を述べる。







『 俺は、その 鬼殺隊 の 柱 って 位置付けだ。伊之助もきっと 俺の所まで上り詰めれる。 』










伊之助「 … ！！ 、 Aと、並べる！！ 俺、キサツタイになる、そんでもって、Aに勝つ、！！ 」








ビシッと、言い切った 伊之助に 期待の意を込めて 拳を突き出すと






ニカッと笑った 伊之助と 拳をぶつけ合った。










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