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百三十五話 ページ42

『.......やっぱり裏の仕事しているだけあって、ちゃんと鍛えられた体しているなぁ。』

(流石に興奮はしないぞ、好きな人だとしても相手は怪我人そして少年時代のオビ。興奮はしないぞするなよおれ。てか怪我の手当てしている時点でちょっとキャパオーバーしそうだったけどそれどころじゃねえってなったしちゃんとそういう気持ちにはならなかったし、てかなれねえし、大丈夫大丈夫。確かにちょっと、いやかーなーりえっちいけど駄目だぞおれ興奮するなよおれ。変なことしたら犯罪者変なことしたら犯罪者。)

オビの上半身を丁寧に拭きながら悶々とした感情を抑えるシャイニー。

「....まぁな。」

まだ不満そうな声で返事をするオビ。

『もー、思春期の少年は大変だなぁ。.....はい終わり。後は自分で頑張ってくれよ。おれは外にいるから終わったら声を掛けてくれ。それじゃ。』

「..........」

スタスタと家から出たシャイニーを見た後に、また舌打ちをして自分の体を拭き始めた。

『......なぁんか、過保護な親みたいなポジションになってしまったなぁ......』

シャイニーは家の外側のドアに背もたれしながら遠い目で呟いた。暫くして家の中から、終わったぞという声が聞こえたので中に入り、

『ちゃんと拭けたか?傷が開いたりとかしなかったか?』

「......あぁ。」

シャイニーが聞くと、オビは一言だけそう答えた後に、寝る、と言って布団に潜り込んだ。

『はい、おやすみなさい。』

シャイニーはクス、と笑いながら桶とタオルを片付けた。それから、ベッドの近くにある椅子を真ん中にあるテーブルの近くに置いて座り、何もない空間から取り出した本を静かに読み始めた。



二時間程経ったころ、ベッドから呻き声が聞こえ、シャイニーは寝ているオビの方へ近寄り、

『オビ、傷が痛むのか?大丈夫か?』

と優しく声をかけたが、オビは眠りながら呻いたままで、

『.......オビ、オビ!』

少し強くシャイニーがオビの名を呼ぶと、バチッと勢いよく目を開き、ガバッと起き上がった。シャイニーにも聞こえるぐらい鼓動が激しく、息は荒く、瞳は細かく揺れ、瞳孔は大きく開いている。

『_______大丈夫か、オビ。魘されていたぞ。傷が痛むのか?』

シャイニーが優しくオビの背中を撫でながらそう言うと、オビはゆっくりとシャイニーの方へ向き、一度瞬きをした後に大きく深呼吸をした。そして、

「......傷は、大丈夫、だから。」

少し途切れ途切れに言い、また寝ようとしたが、

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ルチェスト・クレアール(プロフ) - ライさん» またコメントくださってほんっっとうにありがとうございます!!!心に来た、という言葉を頂けて本当に幸せです。ありがとうございます!!頑張ります!!! (8月1日 23時) (レス) id: c42395a0dd (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - 続編おめでとうございます!魔女さんのセリフ、やっぱり好きですねぇ。前作は心に来ました。これからも更新頑張って下さい。応援しています。 (8月1日 23時) (レス) id: 2ac506ad59 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルチェスト・クレアール | 作成日時:2019年7月30日 0時

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