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百十四話 ページ21

「それはシャイニーがこの国に来た理由と関係ないのか?」

ゼンがそう聞くと、あわてふためいていたシャイニーはすっと落ち着いた様子になり、

『ないはず......いや、あるのかもしれない。』

「かもしれない?どういうことだ?」


シャイニーは少し黙り込み、ぱっと顔を上げてから






『.......実は、おれがこの城に来た理由は.....カインに頼まれていたからだ。』




と真剣な顔で言った。

「父上が!?」

ゼンがそう聞き返すと、コク、とシャイニーは頷き、

『......ずうっと昔、まだゼンとイザナが生まれる前の、カインが王様だった頃のことだ。』

そう言ってシャイニーはこの城に来た理由を話し始めた。


_____________________



カインが忙しかったある日のことだ。おれはまぁ補佐的な仕事をしていてな、あ、理由は話すのめんどいからおいといて、とにかく、出来上がった書類をカインに渡しに行った時だ。深夜で、執務室じゃなくて自室で仕事をしていたんだ。そこへ入って書類を渡したときに、少し話をしないかと言われて....


「なぁシャイニー。お前はこれから先この城に残るつもりはあるか?」

『んー.....少し落ち着いたらふらりと去っていくつもりだ。』

「はは、だろうな。」

『でも、お前がここに居てほしいと望むのなら、おれは残るぞ。』

「いや、大丈夫だ。そこまで縛るつもりはない。.........だが、」

『?どうした?』

「シャイニー、いや魔女よ、お前を見込んで頼みたいことがある。」

『どうしたどうした改まってー。』



「お前が旅に出たってどこへ行ったって構わない。だが、この国のことは、見守ってほしい。これからの未来を見守ってほしいんだ。」




『......まぁおれ千里眼使えるからそれぐらいはお安いご用さ。何かあったらすぐに駆けつけるから、それは安心してくれ。』

「頼もしいな。....ありがとうシャイニー。」

『いいえー。あまり根詰めすぎるなよー?』


この後、少し落ち着いた頃にまた旅に出て、んでカインの子供、つまりゼンとイザナが生まれる前ぐらいにこの国に戻ってきて、また旅に出て.....そして、あいつが死ぬ少し前の日に、こっそりあいつが部屋で休んでいる時にまた来たんだ。



『よっ、お前やつれたな。大丈夫か?』


「.....あぁ、シャイニーか。久しいな。....お茶を用意して...」

『あああお前本当ふらふらだな。おれがするからちゃんと休め。全く、おれが言えたことではないが、もう少し自己管理をだな....』

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ルチェスト・クレアール(プロフ) - ライさん» またコメントくださってほんっっとうにありがとうございます!!!心に来た、という言葉を頂けて本当に幸せです。ありがとうございます!!頑張ります!!! (8月1日 23時) (レス) id: c42395a0dd (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - 続編おめでとうございます!魔女さんのセリフ、やっぱり好きですねぇ。前作は心に来ました。これからも更新頑張って下さい。応援しています。 (8月1日 23時) (レス) id: 2ac506ad59 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルチェスト・クレアール | 作成日時:2019年7月30日 0時

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