何色に染まる？2【すとぷり】

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『電話する？』



弟｢俺がする！！｣



『そこの紙に番号書いてあるから、その番号押して。』



弟｢分かった！｣



『ちゃんと、最初は名前言うんだよ？』



弟｢うん！！｣





呼び出し音









弟｢お！出た！！｣



？｢もしもし？えっと、どちら様でしょうか？｣



弟｢あ、えっと、真鈴Aの弟です！！｣



『ちょ、私の名前言わないでww』



？｢おぉ！弟か！！どーした？｣



弟｢一緒にご飯食べようぜ！！｣



？｢お？俺と？｣



弟｢違う！さとみとじゃない！いや、さとみもだけど！！みんなで！！｣



どーやら、さとみさんが電話に出たらしい。



さとみ｢あぁ！！ちょっと待ってろー！！｣



弟｢おう！｣





『てか、今日のご飯何がいい？』





弟｢んー、ハンバーグ！！｣



『久々だね〜！！任せとけ！！』



弟、いつも通りになったみたいで、良かった。



弟｢……もしもーし！！さとみー！！｣



痺れを切らしたのか、突然大声出すからびっくり。



ころん｢もしもし？どちら様ですか？｣



弟｢真鈴Aの弟です！｣



ころん｢あぁ！弟！！どーした？｣



弟｢さとみいない？｣



ころん｢さとみくん？ちょっと待ってて｣



ころん｢さとみくーーーん！！Aの弟がー！！！｣



って電話越しから聞こえる。



それから数秒後。



さとみ｢もしもし？｣



弟｢どーだった？｣



さとみ｢みんなで今から行くから待ってろよ！！｣



弟｢ほんとに！？？早く来いよ！！｣



さとみ｢ほーい！｣



ガチャン。



弟｢みんなで来るって！！｣



『そっか、なら、とびきり美味しいハンバーグ作らなきゃだね！！』



弟｢うん！｣





こんなにも楽しそうにしてる弟、久しぶりに見た。




それに、弟、皆さんと馴染めたみたいで良かった。
てか、いつの間に、名前教えてもらったんだろ。



弟のコミュ力見習わなくちゃだね。
それと、懐に入る速さが尋常じゃない。
だから、誰からも可愛がってもらってる。
お姉ちゃんとしても嬉しいよ。

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