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fk side …
「………」
「… だから死んでやろうってでも別に話題になりたかったわけじゃないから 家から遠いここまで朝から歩いてきた。」
彼女は涙を拭っておどけたように俺を見て笑った。
俺は 多分…そんなふうに笑えない。 ずっと ずっと過去に囚われたままだから。
「… で お兄さんは??さっきから考え込んだ表情してなんも話してくれないじゃん。」
「…逃げよう。」
自分でも驚いた さっき会ったばかりの女子高校生に´´逃げよう´´なんて提案を持ちかけるなんて馬鹿げてる 第一これは多分というか絶対に法に触れる。だけど このまま彼女を死なせるわけにも 彼女が傷つく家に帰すわけも出来ない。
「なに言ってるのお兄さん。お兄さんもしかしてお人好し??」
「君の親にも誰にも見つからないところに行こう。君を死なせはしない。 死んじゃ駄目なんだ。」
彼女はまだ死ぬべきじゃない これから先彼女はまだまだ未来がある。
そして 俺が姉ちゃんを守れなかったから 姉ちゃんに何処となく似ている彼女を助けたかった。
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うきぴ(プロフ) - こちらの作品は幸色のワンルームの二次創作的な物でしょうか?? (2021年1月31日 19時) (レス) id: f2e00b5692 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:秢 | 作成日時:2021年1月30日 16時