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fk side …
「…新しいお父さんだよ 、ううん 何人目だろうね わかんないくらい。あの人が連れてくる人は皆私を嫌うから。」
彼女は 髪をくるくると指に巻き付けながらそう俺に話してくれた。
骨と皮というくらいに痩せほせった腕が制服から覗いていた。
ぐぅぅぅ と女の子の方からお腹の鳴る音が聞こえてきた 。
恥ずかしそうに お腹を押さえる女の子に俺は自然と笑みが溢れた。
「飯食おっか 口にあうかわかんねえけど。」
コクっと女の子は頷いてくれた 。
俺は冷蔵庫にある物だけで オムライスを作った。
最近の女子高校生って多分見た目重視だろうけど 彼女は インスタとやらに写真をあげるタイプには見えない。
彼女は救急セットを貸すと 怪我をした猫に治療を施していた。
「出来たよ、おいで。」
少しだけ口角をあげて 猫と共にこちらに向かって歩いてきてくれた。
「口に合うかわかんないけどさ 、不味かったら言って。」
彼女にスプーンを渡し いただきます。と手を合わせ自分で作ったオムライスを口に運ぶ。
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うきぴ(プロフ) - こちらの作品は幸色のワンルームの二次創作的な物でしょうか?? (2021年1月31日 19時) (レス) id: f2e00b5692 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:秢 | 作成日時:2021年1月30日 16時