Sweet diva 2 【紅一点】【SnowMan】

誕生日 ページ19

お葬式から1ヶ月以上が経って、やっと傷が癒えてきた時期。




季節は冬になっていて







『……ます』





少クラの現場入りも来るまでが寒すぎて泣きそうになる









岩本「A、今日の衣装、4楽屋にあるから取っておいで」







『うぇぇ……せっかくここ暖かいのに……』




そういっても、衣装が手元にないのは気になるので渋々取りに行くことに








世間はもうクリスマスやら何やらで盛り上がっているようで、






あちらこちらでJr達のクリスマス話が聞こえてくる









『どーせ私は受験ですよーだ。ふんっ。』





亮平くんに相談しながら、上智大学の外国語学部に進学を決めた私にクリスマスもお正月もあるはずも無く









『年始から仕事だし。受験勉強だし。』





最近色々ありすぎて勉強出来てなかったから、課題もありーの受験もありーので頭がパンクしそうになる







『今日、スカートなんだ。』






いつもならスキニーの衣装が多いけど、今日は久しぶりのミニスカ衣装だった





『ミニスカ可愛いけど、またSNSで叩かれちまう笑』




女感を出せば出すほどまだ色濃く批判が残る









衣装を持って元いた楽屋に戻ろうとすると




ラウール「Aちゃーん！！！！！！」







『ラウールくん！！！今日も可愛いね！！！』






まいえんじぇる。らうーる。







トテトテと近づいてきて私の持っている衣装を見て、



ラウール「今日の衣装スカートなの？絶対似合う！」





『あーもう弟になって？あわよくば養ってあげるから……』







まだ15歳。されど15歳。

反抗期もなくてストレートに気持ちを伝えれるラウールくんが可愛くて仕方がない









ラウール「あっ、そうだ。

今日の少クラ、Aちゃんにとって良いことづくしだってさ！」




『良いことづくし……？なんそれ笑』






それだけ言うと風のごとく去っていった15歳えんじぇる。









新作

ずっと愛してる【紫】





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