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目黒「ここ……」
『せっかく行くなら蓮くんも連れて来たかったからさ
何も言わず連れてきてごめんね』
バスから降りて、歩くこと5分。
俺らが着いた場所は
墓地だった
『ここで待ってて』
そう言われ、あるお墓の前で待つ
雪島之家
目黒「柊。」
去年の冬、この世を去った柊がここで眠ってる
目黒「そう言う、事ね」
『柊にやっと言えるね
デビューだよって』
いつの間にか手に花と桶を抱えたAが戻ってきてた
目黒「言ってくれればもっとちゃんとした格好で来たのに」
『蓮くんがフォーマルな格好なんて柊が驚いちゃうでしょ?』
『そのままでいいんだよ』
お線香をあげてお墓を綺麗にしてあげて、手を合わせて2人で柊にデビューを報告して
あっという間に帰らなくちゃいけない時間になった
目黒「今日ありがとな。
久しぶりに柊に逢えて、良かった」
『なら、誘ってよかった』
静かな時間が流れる
ふと、横を振り向くと大きな目が少し潤んでいた
俺は不器用だから、言葉で励ます事が苦手
なら、態度で表そうって人
女性にしては高い身長だけど俺にとっては一回り以上小さいそのてっぺんの頭を撫でる
゛柊、任せといて ゛
心の中でそう呟いた
目黒「よし。帰ろう。」
Aの目にもう涙は無い
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あいね(プロフ) - むー。さん» 移行先での更新を予定しております。早くて2日後には続編を出させて頂きます。その際はこちらでお知らせ致しますので今しばらくお待ち頂ければ幸いです。 (2021年6月28日 23時) (レス) id: 9d9dcc72d3 (このIDを非表示/違反報告)
むー。(プロフ) - もう、この物語は更新されないのですか? (2021年6月28日 22時) (レス) id: c8e7c215c0 (このIDを非表示/違反報告)
なぁっぴー(プロフ) - お気に入り失礼します!!素敵なお話ですね。次の更新楽しみにしてます〜!!! (2021年4月3日 18時) (レス) id: 86be072819 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年3月3日 11時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あいね。 | 作成日時:2021年3月2日 22時