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*
｢じゃア、僕らは舞台裏からステージをみるかラ｣
『え？』
｢これは、貴女のためだけのステージですよ、Aさん。ご存知なかったとは！｣
聞いてない、そんなこと
チケットには書いていなかった
途端に心臓がバクバクしてきた
まったく、私が驚くことを平気でやってくる人だ
五奇人のみんながいなくなると、客席の照明が落とされる
“Welcome to the DEADMAN's revival!!!”
“Our name is …… UNDEAD!!!”
『死者の復活……で、
照明が目くらましにこちらへ向けられ、目をつぶる
目を開け、視界に飛び込んできた4人のメンバー
その真ん中に、彼は立っていた
ギター、ドラム、ベース、ボーカルで構成された、ロックで荒々しい曲で始まったかと思えば、
全員がボーカルの甘く、魅了するような曲
メンバーもがらりと変わって、デッドマンズの復活ではないようだった
曲が流れていても、自然に目は彼に釘付けになってしまうし、リズムに身を任せてしまう
『こんなの見て、好きにならないわけない、でしょ』
MCはなく、すべての曲が終わり、再び照明が落とされた時にはもうメンバーの姿はなかった
誰もいないステージに向かって拍手を送った
かっこよかった、と伝えるつもりで
.
どれくらい誰もいなくなったステージを見ていただろうか、気づいたら横に夏目が立っていた
｢ほラ、いくヨ｣
ぐい、と腕を掴まれ、どこかに連れていこうとする
『ど、どこに』
｢わかってるくせニ｣
にっと口角をあげて、夏目が笑う
______零にいさんに会わずに帰るつもリ？
引きずられるようにして、舞台裏へ向かった
*
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鏡花(プロフ) - 何度も見返しにきています (4月17日 11時) (
レス) @page15 id: 1242228826 (このIDを非表示/違反報告)
名無し31891号(プロフ) - 何この最高な作品…Amazing…☆ (8月30日 23時) (レス) @page20 id: d2e76c8443 (このIDを非表示/違反報告)
えご(プロフ) - また見返しにきちゃいました！やっぱり何度見ても素敵なお話でキュンキュンしました…！ずっと大好きな作品です！ (2020年11月6日 2時) (レス) id: c8fffc6825 (このIDを非表示/違反報告)
。 - めっちゃくっちゃおもしろい！続き待ってます (2020年5月23日 14時) (レス) id: f020a3770c (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆちゃん(プロフ) - ぶらっきーちゃんさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！拙い文章ではありますがこれからも頑張ります…！ (2019年11月28日 19時) (レス) id: 0723d5fa52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆちゃん | 作成日時：2019年9月16日 10時
